(短編集)

たたり

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種別
短編集
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あらすじ

2000年07月31日 たたり

SF作家・高橋哲哉とその妻・佐知子は友人から借りた別荘でひと夏を過ごすことになる。そこは明治末に国岡男爵が建てたという由緒正しき屋敷であった。屋敷のどこかで軋む音、何度拭き浄めても発生する黴、紛失した絵、一部分がすっぽりと切り取られた短篇集…。屋敷に漂う何かが人間の奥底に潜む狂気を徐々に引きずり出す…。(「BOOK」データベースより)

評判

たたりの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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たたりの総合評価:

6.50/10点 レビュー 8件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(3pt)

実験的ホラーの佳作

本レビューは物語の結末部分まで触れています。

惜しい作品だ。
夫婦が生活を始め、異変が起きる前後の描写は全て妻からの目線によって描かれている。ここまでの生活感はリアリティ溢れるものでぐいっと引き込まれる。屋敷の「わけあり感」も得体の知れない雰囲気を醸し出す事に成功している。何かあるのかもしれない。でも、それって単なる気のせいなのかもしれない。
事実、一人で夜(できれば一軒家の個室で)本作を読んでいると闇の中に何かがいるかもしれない、と考えてしまいそうになる。本作の妻はまさにその不安に囚われてしまったのだ。自分がイカれてしまったのか、それともイカれた世界に足を踏み入れたのか。その辺の描き方は巧みの域と言えよう。
惜しいのはここからだ。後半部から急に増える登場人物、そして彼らの急な退場はあまりに唐突だし、理由がはっきりとしていない。何よりも、屋敷が呪われた原因がはっきりしないのが痛い。ぼかして見せているので、後は読者の中で補完して、というのが作者の狙いなのだろうが、もう少しパズルのピースを与えてほしい、というのが正直なところだ。物語の本筋を雰囲気や怪奇現象に絞って怖がらせるのは良いが、隅に謎解きの要素があってもいい。
だが「日本版『シャイニング』」と評された本作、不気味な雰囲気はたっぷりだし、お化け屋敷ホラーと言えばどうしても『山荘奇譚』や『シャイニング』に評価を持っていかれたジャパニーズホラー内では海外ホラーに挑んだ異色の出来、と言えるのではないか。
たたり (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: たたり (双葉文庫)より
4575508640
No.7
(3pt)

実験的ホラーの佳作

本レビューは物語の結末部分まで触れています。

惜しい作品だ。
夫婦が生活を始め、異変が起きる前後の描写は全て妻からの目線によって描かれている。ここまでの生活感はリアリティ溢れるものでぐいっと引き込まれる。屋敷の「わけあり感」も得体の知れない雰囲気を醸し出す事に成功している。何かあるのかもしれない。でも、それって単なる気のせいなのかもしれない。
事実、一人で夜(できれば一軒家の個室で)本作を読んでいると闇の中に何かがいるかもしれない、と考えてしまいそうになる。本作の妻はまさにその不安に囚われてしまったのだ。自分がイカれてしまったのか、それともイカれた世界に足を踏み入れたのか。その辺の描き方は巧みの域と言えよう。
惜しいのはここからだ。後半部から急に増える登場人物、そして彼らの急な退場はあまりに唐突だし、理由がはっきりとしていない。何よりも、屋敷が呪われた原因がはっきりしないのが痛い。ぼかして見せているので、後は読者の中で補完して、というのが作者の狙いなのだろうが、もう少しパズルのピースを与えてほしい、というのが正直なところだ。物語の本筋を雰囲気や怪奇現象に絞って怖がらせるのは良いが、隅に謎解きの要素があってもいい。
だが「日本版『シャイニング』」と評された本作、不気味な雰囲気はたっぷりだし、お化け屋敷ホラーと言えばどうしても『山荘奇譚』や『シャイニング』に評価を持っていかれたジャパニーズホラー内では海外ホラーに挑んだ異色の出来、と言えるのではないか。
たたり Amazon書評・レビュー: たたりより
4575233951
No.6
(5pt)

小説って面白いね

ホラー小説です。ただ上手くまとまってるかと言われたら正直不明です。ではなんで星五つかと言うと。

この小説の冒頭の、若奥さん視点のパートが凄く好きなんです。
狭いマンションから広い一軒家に住める喜び、旦那様とのバカバカしい、でも可愛いらしいやりとり、美味しそうな食べ物、旦那様への不信、家計や掃除やご近所付き合いの心配、何よりちょっとずつ始まってくる怪異。
この冒頭が本当にすごく好き。
リアリティが感じられて、ものすごく奥様に感情移入して読めた。


物語が進むと視点が変わって来て、高校生男子が主役になってきちゃって、それはそれで楽しかったけど残念でした…。


たたり Amazon書評・レビュー: たたりより
4575233951
No.5
(5pt)

小説って面白いね

ホラー小説です。ただ上手くまとまってるかと言われたら正直不明です。ではなんで星五つかと言うと。

この小説の冒頭の、若奥さん視点のパートが凄く好きなんです。
狭いマンションから広い一軒家に住める喜び、旦那様とのバカバカしい、でも可愛いらしいやりとり、美味しそうな食べ物、旦那様への不信、家計や掃除やご近所付き合いの心配、何よりちょっとずつ始まってくる怪異。
この冒頭が本当にすごく好き。
リアリティが感じられて、ものすごく奥様に感情移入して読めた。


物語が進むと視点が変わって来て、高校生男子が主役になってきちゃって、それはそれで楽しかったけど残念でした…。


たたり (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: たたり (双葉文庫)より
4575508640
No.4
(2pt)

統一性ない物語

友人の古い別荘に住むことになった夫婦。
そしてそこから始まる奇妙な出来事・・・
シャイニングに似ているが、語り口が非常にわかりにくい。
三人称になったり、妻の二人称になったり、
人物の描き方も表面的。
伏線が最後までつながりきっていなかった。
もっと怖いラストを期待していたが、しりつぼみ、もしくは空中分解してしまったようだ。
期待していた分残念だった。
たたり Amazon書評・レビュー: たたりより
4575233951

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