霧惑い 古道具屋 皆塵堂
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 | 2025年09月12日 霧惑い 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫) 宇右衛門が若い頃に修業に行った蝋燭屋で一緒に働いていた男。伝兵衛は後に自分の店を本所に持ったが、宇右衛門と同様、今は息子に継がせて隠居。やはり本所の中之郷横川町に家を借りて、気ままな暮らしをしていた。宇右衛門とはずっと交流があり、今回も一緒に酒を飲んだが、宇右衛門と別れた後、帰り道で何者かに殺されてしまった。 日本橋の室町にある木綿問屋・河内屋の一人娘で、かなり大事にされている箱入り娘。十六歳。実際に結構な美人と思われる。 日本橋の大伝馬町にある小間物問屋の息子。お雪に一目惚れし（ちらりと横顔を見ただけ）、縁談を申し込むが最上屋から相手にされない。お雪への想いが募り、知らず知らずのうちに生霊としてお雪の寝所に現れる。(「BOOK」データベースより) |
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| その姿を見たものは死んでしまうと言う霧の中に現れる女の幽霊の災禍に出逢ってしまった馬鹿真面目な文作は事の真実を見極めたいと、以前お店がその手の話で世話になった皆塵堂を頼って来るが、その流れで自分自身も女の幽霊に遭遇してしまう。関わらない方が良いと忠告されてもどうのこうのと理屈を並べて探索しようとする彼は馬鹿真面目と云うより自意識過剰なのかもしれない。霧の中に現れる幽霊やら謎の侍たち⋯突き離す太一郎の不審な態度に五里霧中な十五作目 | ||||
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| 今までに出てきた人々が様々な形で繋がって活躍して、読んでいて嬉しく感じました。もっともっと皆塵堂の世界観に浸っていたいと思わせるような。あとがきの内容も含めて、次巻以降もますます楽しみです。 | ||||
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