ソドムの門 ある殺人者の肖像



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    初公開日(参考)1999年01月
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    長編小説

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    ソドムの門: ある殺人者の肖像 (祥伝社文庫 ふ 3-4)

    2002年10月01日 ソドムの門: ある殺人者の肖像 (祥伝社文庫 ふ 3-4)

    その男は、なぜ殺されねばならなかったのか?――抗生物質の投与で死亡者が発生!新聞記者の佃健一郎は、かつて新薬の臨床試験に参加し、激しい副作用を目撃していた。自らの記憶をもとに製薬会社・治験医師、そして被害者の少年と接触するが…。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    現代社会の病巣

    著者は近年、各社のノベルズとして発表する「トラベルミステリー」と交互に、現代の社会が抱える重要な問題を問いかける重厚な作品を著述している。

    本書も後者の系譜に連なる作品で、薬害問題をテーマにした、著者の記念すべき50作目の大作である。

    「東西薬品の抗生物質カルマナームで死亡者が発生」の情報に、中央日報記者・佃は大学時代の体験を想起した。九年前、彼はアルバイトで同社の治験(新薬開発のための臨床試験)に参加、治験仲間に重大な副作用が出たのを目撃したのだ。もしやあの時の薬では?調査の結果、カルマナームの治験は七年前と判明するが、疑念の晴れぬ佃はなおも取材を続行。

    彼は自らの記憶を元に製薬会社、治験医師、そして薬害被害者の少年とその弟に接触する。やがて新薬認可をめぐる犯罪性を持った恐るべき事実と製薬会社・治験医師・厚生省・政界の癒着の構図とが見えてきた時、佃の中に変化が起きつつあった…。

    いつしかジャーナリストの本分から逸脱して、堕してゆく佃の姿はいかにも現代社会に巣食う“病”を表現していて秀逸である。

    と同時に、一連の事件の結果、サブタイトルである「ある殺人者」が誕生するという、現代社会の病巣に対する多くの問いかけと余韻を残して幕を閉じる物語からはやりきれないものを感じた。
    ソドムの門: ある殺人者の肖像 (祥伝社文庫 ふ 3-4)Amazon書評・レビュー:ソドムの門: ある殺人者の肖像 (祥伝社文庫 ふ 3-4)より
    4396330707



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