(短編集)
延原謙探偵小説選
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翻訳家として、日本で初めてコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものの個人全訳をなしとげた著者。「新青年」風の洒落た短編小説はもちろん読みごたえがあるが、翻訳にまつわることやホームズに関するあれこれをゆったりとしたペンで記したエッセイが貴重。150ページ以上、エッセイにページがさかれているのがうれしい。また、いつもながら、このシリーズの特徴である編纂者横井司氏の懇切極まりない解説、解題が読み応えあり。 | ||||
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思わぬ掘り出し物でした。延原謙についての調べたい作品が沢山のっていました。 | ||||
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延原謙の創作が1冊の本になるのは初めてではないだろうか。 近年、シャーロック・ホームズ全集は河出書房新社・光文社・偕成社・東京創元社・ちくま等々あらゆるバリエーションで出版され、読み手は好みの訳を容易に選ぶことが可能だが、最も馴染深いのは我国で初めての完訳を成し遂げた著者による旧新潮文庫版に相違ない。 現行の新潮文庫は読み易くするため若干言葉の改変がなされているが、私はそういうリニューアルは好まない。延原が生きた時代の雰囲気が消されてしまうからだ。 先駆者としてのホームズを中心とした翻訳裏話に関する随筆が面白い。ホームズ譚完訳作業が徐々にライフワークとなってゆく過程に感動さえ覚える。勿論『新青年』編集長としての顔もあり。創作短編20本と、一時期幻のホームズ譚と云われた(実は贋作)あの「求むる男」も収録。また、2009年2月にシャーロキアンである中西裕氏の延原謙評伝『ホームズ翻訳への道』も発売された。本書と対をなす好文献なので両方合わせて読む事をお薦めする。 上記2冊の延原本を読んでひとつ気になった事がある。 横溝正史の戦前の別名義「岡田照木」は延原謙との兼用ペンネームだったと云うが、『横溝正史翻訳コレクション』の浜田知明による翻訳リスト付記では延原単独によるものと断定しており、その根拠が薄弱で納得がいかない。その事がこの2冊でも触れてあればよかったのだが。 | ||||
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