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No.4
遊廓島心中譚
霜月流
遊廓島心中譚の感想
No.3
約束の森
沢木冬吾
約束の森の感想
No.2
独白するユニバーサル横メルカトル
平山夢明
独白するユニバーサル横メルカトルの感想
No.1
パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件
真梨幸子
パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件の感想
折しも吉原遊廓が舞台の大河も始まり、遊廓の物語として興味深く読みました。
ただ…残念なことに、いくら使命や目的があろうとも、いとも簡単に洋妾への道へ足を踏み入れてしまう女性たちに全く共感をできず、最後まで物語へ入り込むことができませんでした。無邪気に恋する乙女たちであろうと、こんなに軽い描きようでは…。
現代の若者には、女であることを武器にするお仕事も単なる飲食店従業員に過ぎないのかもしれませんが、私の世代では受け入れられる考えではないように思います。夜の街に働く女性はそれぞれに深い事情を抱え、最後の手段として流れ着く場、という思い込みは、今は通用しないのですね。
最後に証されるトリックも歴史的背景を絡め上手くできているとは思いますが、犯人も含めた登場人物の背景が描ききれていなかったせいか、愉しむことができませんでした。ちょっと残念です。
綿洋妾について歴史的背景に興味のある方にはオススメいたします。