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サグラダ・ファミリア さんのレビュー一覧
サグラダ・ファミリアさんのページへ| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt | ||||||||
レビュー数2件
	全2件 1~2 1/1ページ
	
	
		※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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					 まさに、蛇口の壊れた水道のように、水があふれ出てくる。つまり、迫力や主人公たちの心情、軽快なストーリー、伊坂幸太郎先生の思いが、順場にではなくとも、止まらない。止まるすべを知らない、と誇張した表現でも足りる。 マリアビートルというタイトルにも注目してほしい。複線の数も多く、読み応えがある。余韻に浸るのもあり、また読み返しても、新たな発見があるからやめられない。二・三回ほど読み返したが、胸が高揚し、弾み続けたのは初めてかもしれない。 ぜひ、お勧めしたい本だ。  | 
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					 外は油で揚げたようにコーティングされていたけども、中はプリンのようにとろけやすい、そういう意味ですね。 若干いいように聞こえる比喩ですが、設定という外枠がしっかりと、まとまりのある、いわゆる殺し屋という残虐性の高い、誰もが避けようとする設定になっていて、それを親しみやすく、軽快なテンポのタッチで描く伊坂幸太郎先生の思慮深さが、読者を魅了しているな、と感じました。 ですが、蓋を開けてみると、登場人物ごとの中身が甘い気がする。プリンのように……。もう少し行動のきっかけや三人の主人公との関わりを大事になっていれば、読後もバッドエンドのようなハッピーエンドのようなほかの物語とは少し違った余韻に浸ることができたはずです。 次回作のマリアビートルでそれらを補った作品になっていて、伊坂幸太郎先生の実力は計り知れないな、と心に響きました。 読んでみてはいかがでしょうか。  | 
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