オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
絞込み:
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.4
空色の小鳥
大崎梢
読後感がいい 家族とは血とは何かを考えさせる良作
No.3
白霧学舎 探偵小説倶楽部
岡田秀文
戦中ミステリの佳作
No.2
あなたは嘘を見抜けない
菅原和也
どんでん返しにびっくり
No.1
監獄舎の殺人
美輪和音
「監獄舎の殺人」の感想です。
主人公の西尾木敏也は大企業の経営者西尾木雄太郎の次男、といっても実は法的には息子ではない、血のつながりはありません。雄太郎の愛人の連れ子なんですね。長男の雄一は抑圧的な父に逆らい家を出て数年、千秋という貧しいが心の美しい女性と暮らしていました。
二人の間には、結希という幼い女の子がいます。ところが雄一は事故で不幸な死を遂げます。敏也自身も嫌いな義父の元を離れ、一人暮らしをしているわけです。仕事はその義父のコネで入った系列会社。
さらに不幸なことに千秋は癌のために亡くなってしまいます。そこで敏也は血のつながらない兄雄一の子供である結希を自らの養子にして育てるのです。どうしてわざわざ慣れない子育てを苦労してするのか。果たして敏也の目的とは? 詳しくはネタバレになるので、書けませんが、ある程度読者は想像がつくでしょう。要はある目的というか、計画のために数年費やして結希を育てるわけですね。結希が10歳になったとき、敏也はある行動に出ます。
ここまで書くと怖い復讐話に思えますが、あまり怖さはありません。
敏也という青年がいい奴なのと、同居する亜沙子とおねえの汐野のキャラによるものだと思いますが、血のつながらない4人の同居生活が楽しそうだからです。最後にはどんでん返しもありますが私はこの結末を受け入れますね。いずれにしても読後感が良く、たまにはこういう作品もいいのではと思いましたね。