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殺人の駒音
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殺人の駒音の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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久しぶりに面白いミステリーを読みました。将棋は全くわかりませんが、それでも楽しく読めました。対局シーンはまるで剣豪物を読むような迫力。推理は確かに今一歩かもしれません。ちょっと説明くさかったし。それでもどんでん返し(というのとは少し意味が違うのですが)などは他にない手法だったように思います。キャラの立った登場人物が数人いて、主人公が誰なのかわからないな、と思っていましたが、それにより犯人がわからなくなる効果があったので、それも計算のうちだったのか?と。最後は、ああ、そうかこの人が、というか、この人が象徴する世界が柱なのかと納得。ラスト少し手前で事件は解決され、大ラスは対局シーン。これも利いてましたね。推理部分抜きでも面白い話だったと思います。女性は出てきましたが、恋愛とまでいきません。でもそれでいいんですよ。ストイックな世界なので。 | ||||
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久しぶりに面白いミステリーを読みました。将棋は全くわかりませんが、それでも楽しく読めました。 対局シーンはまるで剣豪物を読むような迫力。 推理は確かに今一歩かもしれません。ちょっと説明くさかったし。 それでもどんでん返し(というのとは少し意味が違うのですが)などは他にない手法だったように思います。 キャラの立った登場人物が数人いて、主人公が誰なのかわからないな、と思っていましたが、それにより犯人がわからなくなる効果があったので、それも計算のうちだったのか?と。 最後は、ああ、そうかこの人が、というか、この人が象徴する世界が柱なのかと納得。 ラスト少し手前で事件は解決され、大ラスは対局シーン。これも利いてましたね。 推理部分抜きでも面白い話だったと思います。 女性は出てきましたが、恋愛とまでいきません。でもそれでいいんですよ。ストイックな世界なので。 | ||||
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前に立ち寄った書店の将棋コーナーでたまたま手にとって、帯にあった「輪廻の香車」を覚えていたんだと思います。昨日、大型のショッピングセンターに立ち寄ったとき、丁度大雨だったので「晴耕雨読」やと、本のコーナーへ行き、「おもろい本はないかなぁ」とウロウロしておりました。見覚えのあるカバーを手にとって、帯や解説等を読み、1ページ目に目を通すと、私の慣れ親しんだ「西村寿行作品」のように簡潔で贅肉をそぎ落としたスピード感あふれる文体。「これや!」と購入し、先ほど読み終えました。大満足です。これに男と女の艶恋沙汰が加われば、まさにエンタテェイメントです。横溝正史特別賞受賞に相応しい、どことなく「犬神家の一族」をほうふつさせる第15章からの展開だったと思います。クライマックスの簡潔さは、まさに将棋の投了の如く、すがすがしささえ感じました。(「失楽園」のクライマックスが頭をよぎりました)私は1961年生まれで、著者とはほぼ同年代です。しかも、私はNHK杯ファンで、特に秒読みになってからの将棋が一番好きときており(腕はヘボです)、まさにストライクゾーンど真ん中でした。読み終えていてもたっていられず、こちらを探し出し、投稿させていただいた次第です。今後の亜木氏のご活躍を願い、レビューとさせていただきます。 | ||||
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作者本人がかなり将棋に詳しい人のようで、対局シーンが非常に臨場感あふれて書かれています。 トリックとかは正直もう一息、なのですが、このリアルさが気に入ってます。特に将棋を指す人にはお勧めです。 週刊将棋で現在マンガ化されて連載中ですが、マンガの方が読む分には面白いかも・・・。 | ||||
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作者本人がかなり将棋に詳しい人のようで、対局シーンが非常に臨場感あふれて書かれています。 トリックとかは正直もう一息、なのですが、このリアルさが気に入ってます。特に将棋を指す人にはお勧めです。 週刊将棋で現在マンガ化されて連載中ですが、マンガの方が読む分には面白いかも・・・。 | ||||
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〃殺人の駒音〃は将棋界を舞台にした推理小説だ。 将棋の世界はいうまでもなく、実力勝負の世界である。 年令や性別に関係なく、強い者は強い。 そして、頂点をきわめる者はかぎりなく少数である。 プロの世界から落ちこぼれた者が、真剣師と呼ばれる闇の将棋指しになる。本書の主人公八神香介もそんなひとりである。年齢制限にひっかかって、関西棋院の奨励会を三段で退会した八神は、真剣師殺しの異名を持ち、賭け将棋の世界ではビッグ・ネームになる。 その彼がアマプロ混合の竜将戦に勝ち進み、宿敵谷山竜王に挑むというのが、本作のタテ筋である。 八神と対戦することになるプロ棋士が次々と謎の死を遂げる連続殺人事件が、ヨコ糸としてストーリーにからみつく。将棋ファンはもちろん、一般推理小説読者も、理知的で、スリリングな本作の展開には息を飲むだろう。寓意(ぐうい)性にとんだ傑作である。一読をおすすめする。横溝正史特別賞受賞作。 | ||||
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