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怪談売買録死季
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怪談売買録死季の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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内容的には怪談初心者にお勧めの、怖い話から不思議な話まで、待ち時間や手隙の時間にサクッと読める長さの話が多数収録されています。また、怪談売買所がどんな所なのか、どんな雰囲気なのか、どんな人達が集まってくるかなど雰囲気も盛り込まれて、1冊読み終えた時に多数ありながらも1つの物語だったように楽しめました。 | ||||
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装飾過多ではない解りやすい文章で、書きながら酔ってるようなところも無く、内容もいいですね。あまりに多くの実話怪談なるものを読んできて、オドロオドロ系とか、因縁絡みのしつこいものに飽きてしまって、今はこういったよくわからない不思議な話を集めたものが好です。怪談売買は黒木さんもやってますが、宇津呂さんが先に始められていたとのこと、どちらもイイと思います。竹書房からは毎月幾冊もの怪談本が出ますが、何でもよいわけじゃなく購入は作家さんで決めていまして、宇津呂さんはその中に入っています。次作にも期待します。 | ||||
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著者の語り口が平坦に感じられた。 せっかくの体験談を、可もなく不可もない平らにならしてしまった印象だった。 | ||||
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氏が尼崎などで開いた「怪談売買所」で仕入れた怪談を、仕入れた順に紹介したもの。ごく普通の人たちが体験した、理屈に合わない話、不気味な話が並ぶ。念のため調べたところこの怪談売買所は一般新聞などでも写真入りで報道されており、確かに開催されたものであった。ということは、最低限の脚色はあるにしても、あからさまな創作はあるまいと期待できる。 当然ながらここには、血まみれの怨霊だの肝試しの後で車の窓についていたおびただしい手形といった、いい加減うんざりする都市伝説は登場しない。その代わりに、別々な人が語った変な物音のする家の話が実は同じ家のことだったとか、病院で数年前に死んだ看護師さんに出会ったとか、マンションで飛び降り自殺が起きた後、夜中にドーンという音がして朝になると自分の寝ている布団の向きが逆になっていたとか(寝ぼけて自分で向きを変えたのではないことを証明するため、体験者はある大変な実験までしている)、ちょっとした顔見知りの死の知らせとか、派手ではないが説明のつかない妖しい話が語られる。こういうのを読むと、幽霊が実在するかどうかはともかく、幽霊体験はごくありふれたものであり、人間は幽霊を見る生き物なのだとが実感できる。圧巻はp.143の、子供の頃の怪異体験を語る娘さんと母親の対話であろう。娘さんは最後に「だから私、その後は友達作らんかった」と言うのだが、なぜ彼女が友達を作るまいと決めたのか、ぜひ本書を買い求めて読んでほしい。 この方式で多くの真の怪異譚が集まれば、松谷みよ子さんの怪異聞き書き集や今野圓輔の『日本怪談集 幽霊編』のような記念碑的な仕事になろう。怪談売買があまり有名になりすぎて金目当てにがせねたを持ち込む輩が増えても困るが、宇津呂さんほどのちゃんとした聞き手であればでっちあげと実体験はおのずと区別できるはずだ。 | ||||
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竹書房の怪談単行本。高いし購読を迷っていたが、この作品でもうやめて、選ぶようになった。読むのが辛いし、無駄な、行潰しが多い。少なくともこの人のは買わない。 | ||||
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霊感の強い一家の話がとても怖かった。 朝方なはずなのに、怖くて怖くてたまらなくなった。何が怖いのかわからない。そのことがまた怖かった。 他の話もささやかなのだが、型にはめられていない、実話にしかない生々しさがあるように感じた。次の作品もたのしみにしています。 | ||||
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