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レッド・フォックス消ゆ
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レッド・フォックス消ゆの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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傑作じゃね?アメリカamazonをみると「スパイが出てこない最高の冷戦小説」とかみな手放しで褒めているけど 文体も含めて出来はかなりいいと思う。 30〜50年代のアメリカのスパイネットワーク(下級労組から国務省高官に至るまで)に属した両親を持つ遺児たちが その遺産である30年代、ソ連から脱出した女児の、偽のアメリカ戸籍作成を遡行するうちに 過去と現在のソ連の暗部にたどりつく話 わけあり女児の偽の戸籍作成はもろ「スマイリーと仲間たち」だし 革命初期の米ソ毛皮貿易がそのままスパイネットワークに横滑りする話は「ゴーリキーパーク」だし 文体、キャラも含めて作者がどの作家から影響を受けたか、丸わかりだけど 「アメリカの共産主義者たち」のたどった暗い運命が余韻が残る重厚長大小説 途中に描写されるGRUの国外における殺人の描写も、陰惨で、 007にはない<怖さ>が良かった 正直、作者自身、ラスト1行で明かされる女児の正体のあまりにファンタジーなオチをもてあましているのではないか 途中の何百ページの重さに価値があると思う | ||||
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