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【黒野伸一】
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綾香の評価:
4.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
今の日本を救済する方策が無い事のもどかしさ
ホラーではありません。
出てくる人間たちはみな今の日本の、表立っては出てこない暗部の住人。
いじめ、ネグレクト、子育てのできない親、息の詰まる学校、
実父による性的虐待、介護ビジネスの実情、職が無くキャバクラにしか
勤められない若い女性、ヤクザと表裏一体の警察、ニセ者のスピリチュアル詐欺師・・・
これはまさに今の日本の実情の鏡模様ではないか。
綾香の死生観が2度、長文で繰り返される。
「人は死んだ途端、どこかでぱっと目覚めるんだと思う。そのどこかっていうのは、
天国とか地獄とか、そういうんじゃなくて、・・・」
宗教では救済されないのは日本人には明らかなのだ。
出口が見えないこの日本という国を救済する術はどこにあるのか。
涼が明るく生きていく事に希望を託さずにはいられない。
★★★★★いつつ。