真心を学び、患者と向き合う少女の感動の成長物語! 「お父つぁん、おっ母さん、もうすぐ私もいくからね」 流行り病で両親を亡くし、奉公先のいじめに耐えきれず、川に身を投げたお葉。

江戸の隅田川沿いにある旅篭“雪月花”では、女将・里緒や番頭の吾平、それに女将たちと懇意の南町奉行所定町廻り同心の山川隼人までが、ひそひそと話をしている。

江戸の隅田川沿いにある旅籠“雪月花”のあるせせらぎ通り周辺で異変が続発。

自分を苦しめた相手を癒すーー。お葉が挑む、医療の険しい道。

文化三年弥生、江戸を大火が襲う。

隅田川を望む旅籠“雪月花”の仲居・お初が姿を消した。女将の里緒や雪月花の者が必死に探すが、見つからない。

隅田川を望む旅籠“雪月花”には多くの客が訪れる。

奉公先でいじめられ、身投げしたところを町医者・道庵に救われたお葉。

両親の死の謎がようやく解け、江戸の隅田川沿いにある旅籠〈雪月花〉の女将・里緒は寂しさを抱きつつも懸命に仕事に打ち込んでいた。

天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。

ある髪結いの死体が見つかった。 その骸はお照が同業であると告げ口した女らしかった。

夫婦で営む小さな小鍋屋「よろづ」は 今日も千客万来。 鍋の具は鰆と七草、メバルと韮など 滋養満点の旬のものばかり。

旧悪免除（時効）まであと数日。

無宿者と寂れた旅籠。

小間物問屋・遠野屋の元番頭が亡くなった。

旅籠＜雪月花＞に南町奉行所の定町廻り同心・山川隼人が血だらけの女と配下の岡っ引きを連れ駆け込んで来た。