ダブル不倫、ストーカー、心変わり。どれも自分には関係ないと思ってた。

殺してもいいんですよ―リセットすれば何度でも殺せます。快楽を追求する都市「エピキュロポリス」の夢を繰り返し見る充。

読者の立ち位置を危うくする超感覚ミステリ この5年間ヒット作もなく、書き下ろし作品を執筆しても出版の見通しが微妙な小説家・伊豆浜亮平は、女性誌でライター稼業をして食いつないでいた。

15年前の夏のキャンプに参加した27歳の5人がキャンプ主催者の遺言執行人に集められた。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

何よりもおそろしいのは、普通の人々だ! コロナ禍から10年が経過した日本の社会--。

身体を求めてくる義父を殺したい女子中学生。所持金２千円、ネカフェ暮らしに絶望する30代男性。

誰も疑問に思わない学校というシステムにふと違和感を覚えたその日から、思いもよらない陰謀に巻き込まれ、壮絶な逃走劇を繰り広げる、暴力と愛、性と孤独、死と希望に満ちた、平山瑞穂ダークサイドの到達点。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

尾岸七海(13)は母の再婚相手に身体を求められていた。「この男を本当に殺したい」。

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

そのソフトを使えば誰でも「理想の人物」を生み出せるという…。