発行日：1989年09月30日

出版社：廣済堂出版

ページ数：218P

【あらすじ】

最新の設備を誇る夢の島刑務所。堅牢な獄舎の最深部にある特別房に、K1号と呼ばれる屈強な男が収監された。その男、川北健作は暴力団極星連合会の資金源である拳銃密造のカラクリをあばくため、ある男を追ってみずから獄中に身を投じた。川北はその男に接触し密造組織の秘密を探りだすが、その矢先、彼の耳に悲報がとどいた。川北が唯一慕う大恩人、テキ屋の親分の山坂功州が、極星連合会によって惨殺されていたのだ。こみあげる怒りに身をふるわせ、非道な組織を壊滅すべく移送に乗じて脱獄をはかる彼を待つのは、奴らの卑劣な罠であった。