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蜃気楼博士



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書籍一覧

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■蜃気楼博士 (ソノラマ文庫)

蜃気楼博士 (ソノラマ文庫)
【Amazon】
発行日:1975年11月01日
出版社:朝日ソノラマ
ページ数:220P
【あらすじ】
※あらすじがありません

■蜃気楼博士 (都筑道夫少年小説コレクション (3))

蜃気楼博士 (都筑道夫少年小説コレクション (3))
【Amazon】
発行日:2005年09月16日
出版社:本の雑誌社
ページ数:348P
【あらすじ】
様々なジャンルで活躍された作家・都筑道夫氏の少年小説を集めたコレクションがついに刊行になります。入手困難だった作品に(未読王様余計なことしてスミマセン!)単行本未収録作品も多数収録。また各巻ごとに作家や評論家によるエッセイと編者・日下三蔵氏の解説も収録し、忘れてはならない偉大な功績がいまここに復活します! 本の雑誌社 創立30周年記念企画第1弾 編者からのコメント 昭和三十年代・四十年代には、受験雑誌、学年雑誌にたくさんの小説が掲載されていました。いまマンガ週刊誌にはマンガしか載っていませんが、昔はそこにも小説が連載されていました。多くの推理作家、SF作家が、少年ものに腕をふるっていたのです。 しかし、江戸川乱歩の<少年探偵団>シリーズのような数少ない例外を除いて、少年ものが本にまとまる機会は、そう多くはありませんでした。都筑道夫も、リアルタイムで単行本化されたのは、『妖怪紳士』(昭和44年/朝日ソノラマ)、『ぼくボクとぼく』(昭和45年/毎日新聞社)、『蜃気楼博士』(昭和45年/朝日ソノラマ)の3冊だけです。 昭和55年から翌年にかけて、都筑道夫の少年ものは桃源社から4冊の単行本(『こんばんは幽霊です』『おはよう妖怪たち』『さよなら犯人くん』『ロボットDとぼくの冒険』)として刊行されています。桃源社は著者と付き合いの長い版元で、古くは『紙の罠』『暗殺教程』、後には代表作<なめくじ長屋捕物さわぎ>や『七十五羽の烏』を出した出版社です。本格的なデビュー以前、講談雑誌や探偵雑誌にさまざまな名前で書いた雑多な作品の切抜きから、当時のペンネームをそのまま生かして『都筑道夫ひとり雑誌』全4巻という奇抜な短篇集を作ったのも、この桃源社でした。 桃源社の4巻本は完全に大人の都筑ファンに向けて作られていて、活字はぎっしり、4冊で通常の単行本7~8冊分が詰め込まれています。あまりの分量の多さに文庫にもならず、また桃源社が昭和56年をもって会社を畳んでしまったため、同社の最末期の刊行物だったこの4冊は、たちまち入手困難になってしまったのです。 実は、世評に高く、出来映えも素晴らしい『蜃気楼博士』だけならば、復刊のチャンスはないこともありませんでした。でも、私は「切り売り」はしたくありませんでした。『蜃気楼博士』だけを復刊すれば、その他の作品は逆に復刻しにくくなってしまいます。 子供向けに平易な文章で書かれているというだけで、ストーリーの凝り方、トリックの見せ方、小見出しのつけ方に至るまで、どの一篇をとっても「都筑道夫」の名前が判で押してあるような作品ばかりだから、どうしても全作品をまとめ直したかった。ワガママなのは充分承知のうえで、セットで復刊してくれる版元を、ずっと探していたのです。 だから、桃源社版の4冊に単行本未収録作品を可能な限り詰め込んで全6巻、という欲張りな企画に興味を示し、刊行に踏み切ってくれた本の雑誌社の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。 “編集者として”とか“評論家として”という以前に、単なる“都筑ファンとして”こんな本が欲しかったんだ! と胸を張って言える本になりました。一人でも多くの皆さんに楽しんでいただければ幸いです。 ――――― 日下三蔵
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