発行日：1987年01月31日

出版社：文藝春秋

ページ数：277P

【あらすじ】

眼鏡は取りたくありません―ラッカーで真黒に塗りつぶされた競泳用の水中眼鏡をかけた女の態度は、かたくなだった。朝起きたら、まぶたがこわばり、あけようとすると激痛がするという。次第に事情がわかり始めた。自宅が火事になり、夫が焼死して彼女だけが助かった事件が病気の引き金になっているらしい。―心理のひだに埋め込まれた恐怖の真実をえぐる最新ミステリー3篇。新直木賞作家傑作ミステリー。

発行日：1990年01月31日

出版社：文藝春秋

ページ数：296P

【あらすじ】

精神科医の前に現われた女は、真っ黒の水中眼鏡を取ることをかたくなに拒んだ。朝起きたらまぶたがこわばり、眼が開かなくなったという。治療が進むにつれ次第に浮かび上ってゆく恐怖の真実。自宅の火事で自分だけ助かり夫が焼死したこととかかわりがあるらしいのだが…。心理サスペンスの三篇を収録。

発行日：2003年01月31日

出版社：集英社

ページ数：295P

【あらすじ】

黒い水中眼鏡をかけた女が、精神科医の前にあらわれた。ある朝、突然目が開かなくなってしまったという。自宅で発生した火事によって夫を失ったことが原因かと思われたが―。治療が進むにつれ、驚愕の真実が浮かび上がっていく表題作ほか、難病の妻の介護人として雇われた女性が、歪んだ夫婦関係に巻き込まれていく「ペンテジレアの叫び」など。サイコサスペンスの傑作全三篇を収録。