発行日：2015年04月22日

出版社：講談社

ページ数：282P

【あらすじ】

孤狼の心を胸に秘め、男は還ってきた――かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、高名な茶人となって国に還ってきた。家督を養子に譲り、山中の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。妻の死の真実を知るために。 『陽炎の門』『紫匂う』につづく、講談社オリジナル「黒島藩シリーズ」待望の第3弾。凜とした筆が冴え渡る、直木賞作家の真骨頂! 葉室麟、作家生活10周年記念作品!!

発行日：2017年04月14日

出版社：講談社

ページ数：352P

【あらすじ】

茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。 刀を用いぬ”茶人の戦”が、静かに、熱く、冴え渡る! 『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾! かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、 千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。 孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。 今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。