祈望



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初公開日(参考)2010年06月
分類

長編小説

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祈望

2010年06月11日 祈望

母と姉が白昼、惨殺された。逃げるのが面倒だからと逮捕されたのは、少年だった。センセーショナルな事件に、遺された「私」、父、弟の生活は一変した。逃げるように家を出て、逃げるように暮らした。そして私には殺人衝動が生まれた。20年後、認知症で入院した父が記した3冊のノートを見つける。それは、父が事件を自分なりに調べ、犯人に迫ろうとした軌跡だった。―父は殺人犯に接触していたのか。現代の「罪と罰」の最先端に挑んだ、新境地作品。 (「BOOK」データベースより)




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祈望の総合評価:6.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(1pt)

新境地開拓は失敗。本当に藤崎さんが書いたの?という出来

「クリスタルサイレンス」も「ハイデゥナン」も「鯨の王」も好きなのですが、この本はかなりがっかりな出来です。人物(アンドロイドも?)描写のうまいSF作家なので、本作のようなヒューマンドラマも期待しましたが、殺人者やそれを追う「父」の心理も、脳科学的なアプローチも、少年犯罪の法制面での課題も、すべて中途半端なつっこみ方です。

藤崎さんがまだ開拓できる領域はいくらでもあります。とりあえずは早くSFに戻ってきてください。
祈望Amazon書評・レビュー:祈望より
4062162830
No.1:
(5pt)

とても読みやすいし、読後に何かを残してくれる味わい深い作品。

母と娘を殺した少年。少年法に守られた犯人と、逆に家族を失うだけでなく社会の好奇の目に晒され二重に苦しむこととなった遺族の話。家族を殺された遺族の手記風な感じで話が進んでいく。
設定は『告白』や『十字架』に似ているが、また少し違う形で物語の世界に引き込んでくれる。
遺族となった父と息子は、それぞれ事件を追う過程で犯罪を犯す人間(加害者)と、犯さない人間(被害者)との間に一体何があるのか考えることとなる。
何故、人を殺すという一歩を踏み出してしまったのか。その原因は、本人のせいなのか、脳の個人差によるものなのか、それとも取るに足らないような小さな外因によるものなのか。
『異邦人』以来、語り古された小難しいテーマだけども、より現代的なアプローチをしているだけでなく、読みやすい文体なので一気読み必至。
いい意味で、モヤモヤと読後に残るのがこの作品の味わい深さであろう。
2、3時間あれば読めるので良質な映画を味わうつもりで読まれるといいように思います。
PS
全体的に見ると、序盤の主人公の内面的な話は、もう少しスッキリと省略できたところがあったんじゃないかなーという気がする。あまりその辺の印象に引きづられずに読み進めたほうがいいように私は感じたけれど。
祈望Amazon書評・レビュー:祈望より
4062162830



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