夏の魔法
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本を選ぶとき、2ページほど立ち読みしてから決めるのですが、 自分が通学で使っていたマイナーな駅が出だしで登場してびっくりしました。 文章の読みやすさと、「北の国から」のような、 若人の成長過程をみる楽しさと、 人間模様の描写にグイグイ引きこまれました。 よく知った駅や景色がたくさん出てきたので、 感情移入しやすかったのも、面白く読めた要因のひとつだと思います。 | ||||
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人生に塞ぎ込んだ引きこもりの少年が、 離婚した父親との牧場生活で心を通わせながら成長していきます。 19歳の悠平が成長していく様は見ていて気持ちが良いです。 手付かずの自然が残る牧場の周辺環境は和みます。 獣医の晴子先生の言葉には建前が削られていて心に響きました。 普段、私たちが言葉にするのをはばかっている気持ちを、 この物語の登場人物は言葉にしています。 そんな人物描写や物語の世界観が、私は好きです。 面白い、という基準だと★3つ 好き、という基準だと★5つ 今回は間をとって★4つです。 | ||||
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15年ぶりに再会した息子は、引きこもりになっていた… 山地酪農の牧場を拓いた父・高峰と、ある日そこへやって来た息子・悠平。 生きる力を失い、現実から目をそむけ、大人になりきれない悠平と、 そんな息子の姿に葛藤し、焦りを募らせる高峰。 しかし、悠平は牧場で暮らすうちに、生命の意味や労働の喜びを知り、 父親、獣医、そして周囲の牧場の仲間に支えられ、生きる力、 そして現実に向き合う力をじょじょに獲得していく。 紆余曲折の親子関係の末、父である高峰も、悠平に向き合う事で、 ひとりの人間として、父親として成長していく。 人は、人と関わる事で、傷つき、失敗しながらも育っていく。 父と息子が、苦悩と失敗、悲しみ・喜びを分かち合いながら 共に成長していく姿は、素直に感情移入でき、心を打たれる。 ドラマ「北の国から」のような、素晴らしい成長譚です。 家畜の運命・人間の原罪・生命の尊厳などのテーマについても 深く掘り下げ、真剣に考えさせられる内容でしょう。 北海道旭川市の山地酪農家・斎藤晶さんをモデルにした人物が 主人公の回想シーンで登場するくだりは、物語に一段の深みを与えています | ||||
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高校卒業後引きこもりのような生活を送る息子と、離婚以来、十数年ぶりに再会した酪農家の父が、一緒に生活するようになる。わかっているけれど、焦っているけれど、なのに前にすすめない、前にすすまない若者の姿が、自分となんか重なって見えました…。もう若者ではないし、自覚もしていなかったのですが…。 あと、憧れる部分だけでない酪農家の現状も少しだけみえたました。 夏の魔法の後の、秋にぴったりの本だと思います。 | ||||
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十数年ぶりに再会した我が息子がひきこもりだった−−− 子どもとの距離の縮め方がわからず焦り苛立つ父親と、 そんな父親に心の開き方がわからない息子。 そんな二人が突然一緒に生活をすることになり 戸惑いながらも、成長していく。 十数年というブランクを埋めるにはやはり時間が必要で、 それを壁にぶつかりながらも成長していく父と息子の姿が とてもよく描かれている。 最後の結末もとても爽やか。 読み終わったときには微笑んでいた自分がいました。 | ||||
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