さかのぼり喫茶おおどけい
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
さかのぼり喫茶おおどけいの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
さかのぼり喫茶おおどけいの総合評価:
7.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「今」「ここ」とは違う場所に突然飛ばされる――これは、誰もが経験したことのない異常事態です。ファンタジーやSFでは定番のテーマですが、当事者にとっても読者にとっても常識の外の出来事であり、多くの物語では異常事態を受け入れるまでの心理描写が丁寧に描かれてきました。
とはいえ通常、この現象は物語の冒頭で一度起こるだけです。しかし、『さかのぼり喫茶』ではエピソードごとに異なる人物が初めて体験するため、毎回繰り返しがくどくならないよう工夫しながらどのように納得させるかが重要になります。本作では、眠気に誘われ夢うつつのまま過去へ戻り、会話に引き込まれているうちに元に戻るという仕掛けが用いられています。この手法は物語の流れを妨げず、繰り返し使える巧みな演出といえるでしょう。
近年は「タイムスリップ」という単語も説明なしで使えるほど一般的になり、特に最近の異世界転生モノのブームの影響もあり、読者も慣れてしまったのでしょう。むしろあっさり流して話を先に進める作品が増えています。そうした中で、本作では描写を省くのではなく、自然な流れに馴染ませることで読みやすくしている点が特徴的です。