魔界

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

1987年03月01日 魔界 (講談社文庫)

オートバイと激突して相手を死に追いやった遠野は、家に逃げ帰り車を修理に出す。事故を闇に葬ったと安堵した遠野だが、修理工場に何者かが聞き込みにきたと知って恐怖した。さらに事故直後の車をカメラに収めた人物もいた!追いつめられた遠野は逆にその人物を調べはじめる。そして驚愕の真相が!汚れた血の悲劇を描く鬼才の秀作集。(「BOOK」データベースより)

評判

魔界の評価:

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魔界の総合評価:

7.50/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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No.4
(3pt)

面白い。

面白い
魔界 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔界 (講談社文庫)より
4061839497
No.3
(3pt)

面白い。

面白い
魔界 (西村寿行選集) Amazon書評・レビュー: 魔界 (西村寿行選集)より
4191517740
No.2
(4pt)

一つのテーマ完成す?

『黒い血の果て』と『百年の追跡』は、後に『血の翳り』というほぼ同じテーマの作品によって、その完成を成し遂げられたような感じがする。今風に言えば、”犯罪者としての遺伝形質”というところだ。それを主人公が追って調べる__『黒い~』は自分の事で、『百年の~』は自分が始末した相手という他人を、という違いがあるが__という流れも、すっかり同じだ。『異常者』や『残像』には、血筋のこともあるにはあるが、むしろ夫婦に代表される性的関係の危うさ、特に女性の信用できなさ?を強く訴えているように感じる。寿行さんの特徴で、そうした頼りなさを超えた、強くて真実から逃げず、誇りや闘いを打ち捨てたりしない理想の女性もまた、他の作品には出てきたりもする辺りが面白い。ところで『忍びよる闇』が、実はこの作品集の中では異色で好きなのだ。どうやら実際にあった、いわば恐怖の体験談を脚色したものらしい。寿行さんの他の作品とは、雰囲気からして違うな、と思ったものだ。社会状況とか、時代背景とかによっては確かにありそうだし、要領の悪い人ならこんな拙い対応になってしまうのだろう、と人ごとなら感じるが。もし自分だったら?裁判てそんなに頼りない?警察も怖い場合はあるか、あるかもね・・・などなど、考えてしまうことも多くなる。筒井康隆氏の作品とは違い、実際的だけにもっと怖く読めた。ホント怖い。
魔界 (西村寿行選集) Amazon書評・レビュー: 魔界 (西村寿行選集)より
4191517740
No.1
(4pt)

一つのテーマ完成す?

『黒い血の果て』と『百年の追跡』は、後に『血の翳り』というほぼ同じテーマの作品によって、その完成を成し遂げられたような感じがする。今風に言えば、”犯罪者としての遺伝形質”というところだ。それを主人公が追って調べる__『黒い~』は自分の事で、『百年の~』は自分が始末した相手という他人を、という違いがあるが__という流れも、すっかり同じだ。『異常者』や『残像』には、血筋のこともあるにはあるが、むしろ夫婦に代表される性的関係の危うさ、特に女性の信用できなさ?を強く訴えているように感じる。寿行さんの特徴で、そうした頼りなさを超えた、強くて真実から逃げず、誇りや闘いを打ち捨てたりしない理想の女性もまた、他の作品には出てきたりもする辺りが面白い。ところで『忍びよる闇』が、実はこの作品集の中では異色で好きなのだ。どうやら実際にあった、いわば恐怖の体験談を脚色したものらしい。寿行さんの他の作品とは、雰囲気からして違うな、と思ったものだ。社会状況とか、時代背景とかによっては確かにありそうだし、要領の悪い人ならこんな拙い対応になってしまうのだろう、と人ごとなら感じるが。もし自分だったら?裁判てそんなに頼りない?警察も怖い場合はあるか、あるかもね・・・などなど、考えてしまうことも多くなる。筒井康隆氏の作品とは違い、実際的だけにもっと怖く読めた。ホント怖い。
魔界 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔界 (講談社文庫)より
4061839497
No.0
(4pt)

今回は、先天的な魔性か

5作の中篇集。その内、『黒い血の果て』『百年の追跡』『残像』の3作は、遺伝的な問題__親子関係の外見的・客観的証拠とか、犯罪者を性格的に決定付ける条件など__をテーマにしている。特に『残像』が、私には印象強い。これは、父権問題(と妻の不貞行為の有無)を扱った、1977年の作品だ。親子関係の科学的証明が、当然話題になるのだが、その中心・主力は血液検査である。今なら、DNAで十分というところなのに、昭和よのーっ!言及されるのが血液だと、よく言えば内容が豊富、早い話が決定力不足だ。だから説明は複雑でややこしくなる。でもこの話題を使う為に、寿行さんもかなり勉強したのだろうと思った(あ?作家なら当たり前?)。『百年の追跡』も魅力的だった。警察庁の秘密兵器(?)河継保行は、「必殺何とか人」みたいに、殺しの命令をあっさりと果たす。でも、話の本番はむしろここからで、命令の標的だった”兄弟”の秘密を調べる。彼らの家系は、要するに抹殺すべき遺伝的条件の持ち主だった・・・この辺は、『黒い血の果て』にも少し共通するところだ。ただ『黒い~』の方は、終わり方が悲し過ぎる。佐藤は危険な流れの人間、だから殺さなきゃ、と結論する遠野自身、やはり危険じゃないか。それと寿行さん、基本的には女性を信じないのだろうが(『残像』や『異常者』)、だからこそ理想の女性像がハッキリしてるのだろうか。例えば、『幻想都市』の里原真砂とか、『修羅の峠』の越路津恵とか・・・そりゃ私も同じですけど。
魔界 (西村寿行選集) Amazon書評・レビュー: 魔界 (西村寿行選集)より
4191517740

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