炎の記憶
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暗さからどうやら著者は逃れられないようです。 決してこの作品は一連の事件が解決しても 明るい展開は見えてくることはないので。 事件はある閉鎖的な街(悪い噂は良く伝わる)で 新たな演出家がある道の脚本を取り入れることから 全ては起こってしまいます。 まずは舞台美術家の女性のパートナーが 何者かに殺されてしまい、 さらに演出家のパートナーも殺されることになります。 悪いことに舞台美術家の女性は 犯行当時にいた場所が悪かったがために 真っ先に犯人として疑われてしまうのです。 これらの事件に隠される舞台美術家の女性がトラウマを抱くことになった 26年前の事件の真相は印象深いのですが あまりにも犯人指定がお粗末すぎます。 疑ったままの人を疑うと当たりますよ(笑) どちらかにメインをしぼるべきでしたね。 ただの読後感最悪の作品になってしまいました。 | ||||
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静かな田舎町の劇場で新しい人間が赴任し穏やかならざる雰囲気が立ち上がり・・・というお話。 著者はどちらかというとSFの方の人らしいですが、ここでは割と真っ当なミステリに仕上げてあります。些細な会話に秘められた重要な意味合い、登場人物の愛憎半ばする関係の緊張感、中心をなす揺るぎないプロット、など謎解き推理小説に必要だと思われる主要素は大体具えてあり、私みたいなパズラー好きには納得の出来。ですが、結構淡泊な感じの小説なので、ドキツさやショッキングな部分がないのでひとによっては物足りないと感じる方もいるかもしれません。殺人を扱いながらもあまり残酷にならないタイプの作品で私はそこがいいと思いましたが、そこが気に入らない、喰い足りないという方もいるかも。 あと、演劇が盛んな英米の風土を反映してか、演劇もの、或いは楽屋ものともいうべき舞台設定になっていて、その流れの伝統に連なる作品にもなっているようです。その辺も演劇関係の小説を好きな人には訴求するかもしれません。 はっきり言ってもう一度読み返したくなるかは微妙ですが、読んでいる間は面白かったミステリではありました。佳作、機会があったら読まれたい。 | ||||
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