暗黒太陽の浮気娘
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いはゆるある種のお約束、「女性差別問題の(差別ではなくて)被害者としての女性」が、和訳で展開する。 「Bimbos of the death sun」を『暗黒太陽の痴女』と訳したところが駄目になったのでかういふタイトルになったと訳者あとがきにある。 劇中で、主人公J・オメガの科学論文へそのタイトルを付けた人(女性)は、SFファンのお約束である、小説を書いてみる人の書いた劇中話の中にある「ブロンド女」といふ表現に憤慨し、フェミニスムといふかウーマンリブ的な行動をとる。そこらへんに、作者の揶揄とかは一切含まれてゐない。 作品は、いはゆるオタクカルチャーがアメリカ由来であると言ふのがよくわかる作品で、かつ SF好きな人が見るもので、ミステリ好きは読むと若干がっかりする。(当時から探偵小説はこんなのが出る程度に門戸がくぱぁっとしてたんだよなぁ) 続編が出たらしいのだが、未だに邦訳されてないよぅ。 | ||||
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1988年 MWAペーパーバック賞受賞作『暗黒太陽の浮気娘』は、なんといっても邦題が秀逸!(原題は『Bimbos Of The Death Sun』)。読む前からワクワクさせてくれるネーミングである。 しかしながら、本編の方はというと、タイトルのインパクトが強いだけに、拍子抜けの感が否めない。 SF大会<ルビコン>に参加した、新米作家ジェイ・オメガと、彼の恋人マリオンは、著名なファンタジー作家アッピン・ダンギャノンの殺害事件に巻き込まれる。アッピン・ダンギャノンは、ファンの間でも有名な性悪な性格の持ち主だった。密かに恨みを抱いている人物は多い。混乱に混乱を重ねる大会会場。ジェイ・オメガは、テーブルトークRPG ダンジョンズ&ドラゴンズを開催して犯人をあぶりだそうと試みる ・・・ ミステリとしては、殺人事件の発生から解決に至るまで、ごくごく単純にストーリーが展開する。見るべきは、アメリカンおたくの生態ということになるだろうか。このあたりに興味を示さないと全く面白味がないと思う。アッピン・ダンギャノンの強烈な個性や、それを取り巻くファンたちの壊れっぷりはなかなか楽しい。もっとも、今となっては、おたくが市民権を得て久しいゆえに、新鮮味は少ないんだよなぁ。懐かしのD&D等、放り込んでいるマニアックなSF作品や用語の数々も色あせてしまっている。発表当時ならば、ツボにはまったかもしれないな。 ちなみに、「暗黒太陽の浮気娘」は、工学博士であるジェイ・オメガが不本意ながら命名された処女作のタイトル。本編とどういう関係があるのやら読了してもさっぱりわからなかったよ。 | ||||
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アメリカの地方SF大会で嫌われ者のSF作家が殺された! そうでなくてもてんやわんやする殺人事件、しかも、悪乗り者の多いSF大会。もう、無茶苦茶な騒動の末に、SFファンではなかったが、たまたま書いた小説が「SF」だったために参加させられていた大学教授が思い付いた解決策とは! 他人事に思えない人は、もう、終わっているかも。 | ||||
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