三毛猫ホームズの文楽夜噺
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本書は三毛猫ホームズの登場するミステリーのシリーズ物ではありません。どうかお間違えにならないように! 赤川次郎の軽妙なエッセイと対談・インタビューなどで構成された、初心者向けの文楽入門書。予備知識はないけれど、これから文楽を観てみようと考えているかたにお薦めできる手頃な一冊と言えるだろう。 『曽根崎心中』『義経千本桜』など八つの演目の見どころを平易に紹介し、文楽の奥深い魅力をかいま見せてくれる好エッセイ。太夫(豊竹咲大夫)、三味線弾き(鶴澤清介)、人形遣い(桐竹勘十郎)の貴重な芸談が聴ける対談。首、床山、衣裳、小道具といった舞台裏をささえる職人さんたちへのインタビュー。それぞれが読ませる内容で興味津々でした。 映画・演劇の見巧者である赤川次郎らしい視線と気配りが随所に感じられる。たとえば、『生写朝顔話』や『桂川連理柵』『国言詢音頭』を取りあげているところなどに、赤川さんの好みが顕著にあらわれているようだ。 巻末の短篇小説「女人形添寝の宿」も心にしみる。省略の効いた筆致の行間を読ませる芸道ホラーの佳品。大人の読物になっているなあ。 桐竹勘十郎監修。表紙絵と挿絵も、勘十郎さんの手になるものだそうです。玄人顔負けの画才にびっくり! | ||||
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