(短編集)
おしゃべりな訪問者
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昭和50年7月筑摩書房より刊行されたものの文庫版。昭和55年8月に刊行されている。この頃はちくま文庫はなかったので、新潮文庫から刊行されたのでしょう。 京都の古ぼけた古道具屋で見つけたタイムマシンを使って時間旅行をして様々な時代の有名人(?)にインタビューをするというもの。だが、その有名人たるや、アウストラロピテクスに始まり、クレオパトラ、始皇帝、アステカ国王、高麗将軍金方慶と続き、足利義満、大内義弘、本居宣長のバトルまで出てくる。ところが最後は何だかわからない仏の影とでもいう存在が出てくる。 小松左京の博学が存分に出てくる架空インタビューだが、その真骨頂は最後のインタビューかもしれない。仏教論とでも言える話が続くのだが、仏の言葉を借りて語られるのは、小松左京が生涯にわたって追い求めたものだったように思う。 | ||||
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歴史上の人物に架空インタビューをするという趣向は、けっこういろいろな ところから出ているが、著者はSF界の巨人らしく。発端をH・G・ウェルズの タイムマシン機発見から書き起こし、アウストラロピテクス(これ、歴史上の 人物なんだろうか?)から秦の始皇帝、クレオパトラ、マヤ・アステカの王、 元寇のさいの高麗将軍金方慶、三代足利将軍義満に本居宣長等々と、よくもまあ これだけ調べたというくらいいろいろな人物が登場する。なにせ、日本を沈没 させたり、木星を太陽化しようとしたり、首都東京を異星人の手で「消失」させ、 はては短小の浦島太郎を登場させた著者である。歴史についても相当な博識ぶりを 披露しているところがいい。 ワタシ的には、最後のブッダらしき「影」との対話が哲学がかっていて 興味ぶかい。あと、クレオパトラの「特出し」とか…時代を感じます。 | ||||
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