言語を生みだす本能
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
言語を生みだす本能の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
言語を生みだす本能の総合評価:
8.85/10点 レビュー 26件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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1, 言語学とはどのように機能しているのかについての研究領域(文法、統語論、音韻論、語用論)
2、言語がリアルタイムでどのように処理され、進行していくのかについての研究領域
3,言語は脳科学的にどのように処理されて理解したり、発話したり、思考したりするのかについての研究領域
4,言語はどのようにして習得されるのかについての研究領域
次に言語学はこれまでどのようにその研究領域を発展させていったのかについて説明していきたい。そのために言語学の発展に寄与した二人の偉大な言語学者を紹介したい。それはソシュールとチョムスキーである。ソシュールは音と意味の恣意性を発見した言語学者だ。具体例を挙げて説明したい。「アヒル」という単語を思い浮かべてほしい。あなたは脳裏に鳥のアヒルを想像するはずである。しかし、想像されたアヒルは日本語では「アヒル」、英語では「Duck」と発音する。これを発見したことがソシュールの言語学における功績である。次にチョムスキーの言語学における功績について説明していきたい。チョムスキーの言語学における功績は以下の通りである。
1, 人間は文法に基づいて新しい文を創造し、また理解する能力を持っていることの発見
2, 言語は意味とは全く関係のないルールに従って表現されているという発見(例えば、同じ意味でもフランス語と英語では異なった文法ルールで文が表現されるという発見)
3, いかにして単語を組み合わせて文を構築していくかに関する問題提起をした功績
4, 子供はどのようにして言語を習得するのかについての問題提起をした功績
5, 全ての言語に共通する「普遍文法」の存在に関して問題提起をした功績
そして、この二人の偉大な言語学者の功績を継承し発展させようとしているのが著者である「スティーブン・ピンカー」である。より具体的には最新の発達心理学の知見(赤ちゃんがどのようにして言語を習得するかに関する研究)、考古学的分析による言語の起源に関する知見、脳科学及び遺伝学と言語の関連性に関する知見を引用して「言語本能論」を論じようとしているのである。そしてこの「言語本能論」を足掛かりにして「概念意味論」を論じたことも「スティーブン・ピンカー」の功績の一つとして数えられるかもしれない。「概念意味論」とはメタ言語に関する理論で「物質」、「空間」、「時間」、「因果」に関する概念を利用して言語を形作っているというものだ。
以上が本書の概要である。本書を通じて人間の本性を知るための窓としての言語に魅了されるかもしれない。なぜならば、言語それは人間だけが有する奇跡の能力なのだから。