ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
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ベネズエラ・ビター・マイ・スウィートの総合評価:
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第4回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作にして、著者のデビュー作です。 イケニエビト、タマシイビトの設定が面白く、その残酷な境遇には胸を打たれました。 ただ、タマシイビトの双子の少女についてももっと詳しく掘り下げて欲しかった。 そうすればその世界観にもっと深みが出た気がします。 読み味が独特な作品で、このホロ苦さは好きな人にはハマりそうですが何処か中途半端な印象も受けました。 また描写不足か、明美の恋心にまったく共感できませんでした。 設定が面白いだけに残念。 | ||||
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評判が良いので読んで見ました。 表紙的には音楽系の青春物語かと思っていましたが、 ミステリー作品で驚きました。 内容は、簡単に言うとイケニエビトがタマシイビトに食べさせない話です。 不思議な感じの話なので、読み始めていたらいつの間にか終わってました。 自分的には面白かったです。 | ||||
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女性作家の文章に憧れた男性が書いた小説だと思いました。 新井素子や清水マリコに憧れて書いたが、出来上がった作品は中村九郎の作品に似た、って感じです。 ロクメンダイスほどではありませんが、かなり似た読みにくさがあります。 私はそういう作品嫌いではないので星3つ付けましたが、多分そういうのが嫌いな人はレビューすら書くのが億劫になる作品だと思います。 女子高生なのに思考の例えにやたら野球が出てくるのも作者が野球好きだからでしょう。 | ||||
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音楽、ミステリー、都市伝説をミックスさせた新感覚の学園モノ? いろいろなモノを混ぜすぎてストーリーは正直チンプンカンプンだったけど、斜に構えた女子高生の一人称の語り口は、切れ味鋭く魅力満点。 女子高生らしからぬクールな視線は笑えました。 突拍子もない物語を求めている方にはいいかもです。 | ||||
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『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』です。ライトノベル、それも萌えの大艦巨砲主義を驀進するMFというレーベルから出た受賞作にしては、随分とあり得ないくらいにスタイリッシュなタイトルです。かえって目を引くのも事実ですが。 とりあえず表紙イラストに出てはいるのですが、主人公の明海は本編ではギター弾くわけではありません。 そんな些細な問題もあるのですが、内容は良いです。 なんといってもまず文章が安定していて、安心して読めます。ただ安定しているだけでなく、文章の端々からセンスの良さが自然とにじみ出ていて、読んでいてラノベとしてはかなりのハイレベルさに感心します。 京都の女子高校生主人公の心理を、一人称で冒頭から上手く描いています。ちょっと物事に対して反骨的な内面態度で臨む感じが、上手く読者の共感を呼びます。 そこへ、イケニエビト、タマシイビトといった設定を盛り込んだ展開へと移っていきます。 ここへくると、過去の話になるし、登場人物の名前が増えるし、イケニエビト等の設定が続々と出てくるので、ちょっと大変なのですが、そこをじっくり読んでいけば十分に消化できます。また、じっくり読むに適した文章であることも良いと思います。 大きな謎解きがあるでもなく、でもそれなりのどんでん返しみたいのはあって、基本は奇妙な三角関係です。まさにシナモンみたいな味付けでしょうか。 細かな伏線もきっちり回収されているし、読後感も良かったです。読了して、やっぱりMF的萌えは無かったけど、そんな物に頼らずとも読者を魅了することができる良作だったと思います。 | ||||
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