北極海レアメタルを死守せよ
- 北極 (23)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
北極海レアメタルを死守せよの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このシリーズは昔、新作が出るたびに夢中になって読んだものですが、いつしか似たような作風に飽きてしまい、今回の購入はものすごく久しぶりでした。たぶん10年ぶり以上かもしれません。 読もうと思った理由は、作品の土台となるフランクリンの北西航路探検に興味があったからです。1845年5月、ヨーロッパからアジアへ至る距離を短縮できる航路を探すため、イギリスの軍艦2隻、テラー号とエレバス号がカナダ北極圏に向けて出発しました。当時、このあたりはまだ地理がよくわからず地図もありませんでした。艦を率いていたのはサー・ジョン・フランクリン。3年分の食料を積み、周到に準備されたものでしたが、両艦とも翌年9月には厚い氷に閉ざされ身動きできなくなってしまいます。そのまま翌年も氷が解ける目途が立たず食料は不足し、また、当時、新しく開発された技術であった缶詰が不良品で、隊員の間に鉛中毒を起こし、一部の隊員はとうとう艦を捨て陸路めざして厳寒の中、氷海の上を歩く決断をします。しかし、結局、寒さと病気、飢餓で全員死亡という悲劇の結果に。そのことがイギリス本国にわかったのは、数年後に救援隊が組織され、寄港地で隊員の手記や遺体を葬った跡などが発見されたからですが、いまだに2隻の軍艦が最後はどうなったのか、隊員たちがどのように亡くなったのかは謎のままです。 地球温暖化を防ぐための人口光合成装置に必要なレアメタル、ルテニウムを巡って悪徳企業家のゴヤッティ、その手先の冷酷な殺し屋ザックの陰謀でアメリカとカナダの間は戦争一歩手前の一触即発状態に。ダーク・ピットとその仲間たちがそんな状況を覆すべく、北極圏で活躍します。 他のレビューアさんもおっしゃっているように、複数のエピソードが平行して進むので、話が少しわかりにくいです。また、久々に読むとダーク・ピットの息子と娘が登場しているのにもびっくりしましたが、その名前が同じダークで、途中で活躍しているのが父親か息子のどちらなのかわからなくなるということがありました(^^;。 とはいえ、ラストはきれいにまとまりますし、また、個人的な思い入れですが、創作上のこととは言え、作品中で失われたテラー号とエレバス号の氷に閉ざされた姿を描いてくれたのは、いかにもありそうな可能性の高い最後で、ちょっと感激しました。 また、アメリカが独立戦争当時、カナダを6度も軍事侵略し、お返しにカナダもワシントンを占領し町を破壊したというのはびっくりで(正確に言うと、カナダは当時イギリス領であったので、アメリカ対イギリス軍ですが)勉強になりました。 クライブ・カッスラー本人もダークを助ける役割でちらっと作品中に顔を出しており、そのあたり作者の茶目っ気が伺えて楽しいです。またシリーズをあれこれ読んでみようかと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地球温暖化、レアメタル、北極海航路と新しめのネタを入れこんだ作品、舞台が北極海とカナダとなっていて日本人には地理的に馴染みが薄いので読んでいてもイメージが湧きにくいかもしれない。また最新の世界状況とはちょっとズレがあるので今読むにはちょっとキツいかも。米国とカナダがかつて戦争をしたという史実もいまひとつピンとこないかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ダークピットはとても好きなシリーズで特に初期から10作品あたりまで 新作が楽しみでした。 しかしその後 ストーリー展開のパターンが 同じになってきてしまって どんなに困難な大きな目標でも死ぬほどのピンチに瀕していても はらはらドキドキ感がなくなってしまいました。 いわば水戸黄門シリーズをTV見てるみたいなものです。 息子や娘が前半出てくるので 彼らが本作の主役なのかと見てましたが 途中からは親父の本家ダークピットが中心。ルディ・ガンやジョルディーノなど 昔の現場仲間も出てきますが、一様に はつらつさがない、あるいは老けてしまって 活躍がない分登場人物が多くなってしまって 話の筋が見えにくくなりました。 共著が ダーク・カッスラーとクレジットされています。 あとがきには何の解説もありませんでしたが、これは息子さんなのでしょうね。 そろそろダークピット・シニアも身の引き際なんじゃないかと思わせる本作でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いくつかのストーリーが同時進行していくのですが ある一つのストーリーがあまりまとまって書かれないまま、 他のストーリーに移ったりするので読みづらい部分があります。 ただ、撒いた伏線は下巻で上手く回収していくので 多少ガマンして読む価値はあります。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|