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No.5
掟上今日子の推薦文
西尾維新
「掟上今日子の推薦文」の感想
No.4
叛徒
下村敦史
「叛徒」の感想
No.3
十八面の骰子
森福都
「十八面の骰子」の感想
No.2
夢玄館へようこそ
水生大海
「夢玄館へようこそ」の感想
No.1
あぶない叔父さん
麻耶雄嵩
「あぶない叔父さん」の感想
最初は、三編の連作短編かと思いましたが、読んでみると、全三章の長編小説のよう(プロローグ的な短編と二章の長編)だとわかりました。
語り手が、前回の青年・隠館厄介(かくしだて やくすけ)では無くって、親切(おやぎり)守という警備会社に勤める青年に変わっています。
そのために、掟上今日子の特徴などが、一から紹介される形になっています。
シリーズ第2段とは言え、この本から読み始める読者も居るので、最初からの詳しい紹介があっても良いとは思うのですが、私としては、前作を読んだときに、彼女の過去のことがほとんど触れられていないまま話が進んでいくので、次作以降に少しずつ、もう少し突っ込んだ話がされるものと期待していました。そういう意味では、少し肩すかしを食ったような感じで読み終えました。
唯一、彼女はお金に対する執着心が強い・・・、と言うことだけは、よくわかりました(笑)
また、本作には、登場人物も限られているので、犯人捜しという興味も薄らいできていました。
話は、親切守の視点で話が進んでおり、登場人物は、探偵役の掟上今日子を含めても4人なので、残る二人のうち、一人は被害者で、もう一人が犯人でしかあり得ない・・・と思いながら読み進めていきましたが、はたして・・・?
今回の話では、彼女の特徴である、寝て起きてしまうと、それまでのことはすべて忘れてしまうという、「忘却探偵」だと言うことでの面白さが前回ほどには感じなかったのは、やはり目新しさがあまり無かったからでは無いでしょうか?
とは言え、それでも最後まで楽しく読めましたし、第三章の「推薦する今日子さん」というタイトルの意味も納得しましたので、次回も期待したいと思っています。
次回は、この回で登場してきた親切守が、ワトソン役として定着するのでしょうね。