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No.2
青の炎
貴志祐介
青い炎は青春の光
No.1
男たちは北へ
風間一輝
ロマンが溢れまくっている!
「主人公=犯人」というこの手の小説におけるエンディングは、最初からだいたい想像出来てしまいますが、それでも最後まで主人公を応援せずにはいられませんでした。
それは、著者の巧みな心理描写もさることながら、最初から最後まで(まさしく最後の一文まで)「家族を守りたい」という優しさが主人公の秀一にあるからだと思います。
タイトルの「青の炎」は主人公の静かなる怒り・揺るぎない意志の例えで度々本文中に使われてますが、隠れたメッセージとして「青春」を現しているんだろうと思います。
本書はバリバリの犯罪推理小説ではなく、倒述推理形式をとった青春小説として読んだ方が良いでしょう。
伏線の張り方がいつも巧い著者だけあって、冗長さや緩慢さなど一切感じない見事な作品の一つだと思います。