殺人の教室: ミステリー傑作選

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

殺人の教室: ミステリー傑作選の評価:

4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(4pt)

「本格推理」の香は薄れたが楽しいアンソロジー

このアンソロジーも、別冊を除いても48冊目となる。毎回、その様々で多様なミステリーの珠玉の短編を楽しみにしている。それにしても、この長い年月の間に、ミステリーのスタイルも大きく変わったものである。所謂「本格推理」と言われる種類のものは、殆ど影を潜めてしまった。今回の中では、その香を一番残しているのは、法月綸太郎の「縊心伝心」だろうか。

今回の十篇の素晴らしい作品群の中で、もっとも気に入ったのは、伊坂幸太郎の「チルドレン」である。家裁調査官である主人公が、担当した万引き少年の聞き取りの中で、裏にある謎を追ってゆくというものである。芥川龍之介の「侏儒の言葉」が巧みに使われていて面白い。意外な結末も心地よい。

その他にも、宮部みゆき「ぼんくら」や奥田英朗「イン・ザ・プール」などの馴染みのキャラクターも楽しい。
殺人の教室 ミステリー傑作選 Amazon書評・レビュー: 殺人の教室 ミステリー傑作選より
4062753790