ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所
評判
ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所の評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所の評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
私もP.G.ウッドハウス「ジーヴス」シリーズ風の英国流の上品なユーモア・ミステリを期待した(私は作者の偏屈振りを知らなかった)のだが、冒頭でいきなり、「馬に乗った"電動"修道士」が登場する所から、既に物語の進行を訝しんだ。「コ-ルリッジ」の詩をベースに、ソフトウェア開発者のリチャードとそのカレッジ時代からの友人(変人)で全体論(訳注がないが、多分、原語は<holistic>。訳者については再述)的探偵を標榜する通称ダークを主人公とした物語なのだが、次々と出て来るエピソ-ドに(一見)脈絡がないのである。それでも、一見何の関係もないエピソ-ドを巧みに繋げ合わせて、読者を驚かせる結末を導く伊坂幸太郎氏の作品風のものを期待したのだが、そういう訳でもない。また、作者は自身の知識が該博である事を自覚しており、作者がユーモアと思って書いている部分は高尚過ぎるか卑俗過ぎるかのいずれかであって、私には笑えなかった。そして、結末の強引さは、恐らく作者の本領発揮であり、確かに「全体論的」ではあるが、納得が行くか否かは読者によって別れる所であろう。
余談だが、訳者の話に戻ろう。訳注を付ける必要がない自明な単語に訳注を付けたり、訳注を付けても日本人にとっては意味不明な訳注を付けたりして、本作を読み難くしている。逆に、本作においては最も重要な「全体論」に関しては(せめて、原語を明記するとかの)訳注を付けて欲しかった所。また、リチャードがソフトウェア開発者なのにも関わらず、プログラミング言語「Prolog」を「プロログ」と訳してしまっている辺りは勉強不足の誹りを免れまい。量子力学の話も出て来るが、<quantum>と<particle>との区別が付いているのかも怪しい。訳者を変えて、もっとスッキリとした形で本作を読んで見たかった。