■スポンサードリンク


(短編集)

源流へ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

源流への評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

伊藤さん

現在は時代小説を主に書かれている
伊藤さんの、初期の代表作です。

いわゆる戦記ものですが、深刻な内容
ではなくユーモラスでさえあって、
戦争は悲惨で嫌だったけど、笑って
しまう出来事だってあった、という
感じなのです。

ですが戦争を肯定する意思はまるでなく、
伊藤さんからすれば、だからこそ嫌なんだ、
ではないでしょうか。

伊藤さんは「悲しき戦記」が岡本喜八監督の
独立愚連隊もの、「血と砂」の原作に使われたり
して、古山高麗雄さんと共に異色の戦記作家として
有名でした。

今では限られた読者しか読まない作品に
なりつつありますが、戦記ものなんかクラそうで
つまんなさそうだな、と思ってる若い人に、
最初の戦記ものチャレンジにうってつけだと
思いますよ!!
螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)Amazon書評・レビュー:螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)より
B00JVLWMCS
No.1:
(5pt)

静かなる穏やかさ。

時に、本を読むと自分の知らない作家がまだまだ
たくさんいることを思い知らされることがある。

本書は、まさにそんな感じを与えてくれる作品群だった。
表題二作をはじめ、どの作品にも貫かれているのが
静かであること、そして穏やかであること。

しっかりと抑制が効いた作品には、好き嫌いが分かれるかも
しれない。
でも、
この穏やかさは、彼にしか出せない味なのだ。
螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)Amazon書評・レビュー:螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)より
B00JVLWMCS

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!