太平天国
評判
太平天国の評価:
4.48/5点 レビュー 23件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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太平天国の評価:
4.48/5点 レビュー 23件。 A ランク
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いうまでもなく復古主義なのは近代革命の本家となった欧米でも同様だ。ハンナアレントも指摘するようにフランス革命だろうがアメリカ独立宣言だろうが何もないところから理念だけを頼りに社会を一から構成したのではなくある意味でのルネッサンスだった。彼らの革命はギリシャローマの原民主主義を参考にしそれを拡大解釈することで成立した。筆者菊池英明氏も認めるように太平天国の乱が参考にしたキリスト教文明も排他的であり、異教徒や異宗教徒への弾圧が伴った。Mフーコーが言ってるように近代の理性支配とそれ以前の魔女狩りは論理や手法が入れ替わっただけで排他性において共通しているだろう。皮肉なことにこの頃のアフターポスコロの議論の中で他社に対する寛容と多文化主義を謳うポスコロにおいても形を変えた不寛容さを持っていたことは暴露された。
以上の指摘は何を意味するのか。およそ近代を形作ったあらゆす理念、思想闘争、革命で不寛容でないものはないということだ。勿論、話を人類一般に広げれば生産的な話ができると言いたいのではない。確かに話をより地域時間限定にし、中国の場合、日本の場合、東南アジアの場合など、それに現代の中華人民共和国の場合、21世紀の日本の場合など括弧付けで議論した方が(中範囲理論かした方が)生産的な意見は言えるだろう。だが問題領域が人類全体という下地があることを忘れるべきでない。