マジカル†デスゲーム 少女は魔法で嘘をつく/反証のアーギュメント
評判
マジカル†デスゲーム 少女は魔法で嘘をつく/反証のアーギュメントの評価:
2.38/5点 レビュー 8件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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マジカル†デスゲーム 少女は魔法で嘘をつく/反証のアーギュメントの評価:
2.38/5点 レビュー 8件。 D ランク
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結果、消化不良の多い後味の悪い結末になりました。
1巻あとがきの「謎は全部推測可能」という言葉に期待しすぎた
のかもしれません。いや、推測可能だけど作品中で語るつもりは
なかっただけかもしれないですね。
作品の風呂敷は、限界まで広げ然るべきときにたたむのが王道かと
思います。この作品は、推理物を意識していたでしょうから、謎
には、一定の種明かしが必要です。ここで謎とは、劇中の人物たちが
「どうしてこんなことが」と頭をヒネる現象で、説明がつけられなかった
ものを指します。提示された謎が解き明かされるところにカタルシス
があるのですから、明かされない謎は広げすぎた風呂敷です。展開上
明かすことができなくなってしまったのであれば、それが作家の力量
なのかもしれません。
また最終盤におけるレナの行動に不可解な点が多かったです。
最後の投票時に「合理的に考えるならば」として一人の名前を上げています。
この文に至るまで相当の手がかりが提示され、レナにも魔女の正体について
確信めいたものが生まれていました。しかし直後の描写では、魔女の正体に
相当の迷いが生まれています。一体どっちなんだよと。
少し読み進めると魔女に確信がもてなかったので、最後の選択をしたと
描写されています。だったら、なおさら逆の選択もあったと思えてなりません。
迷いがある状態なら合理的な選択は、消極的で先送り的な選択になりがちです。
一方、魔女と戦うために武器を準備したり、積極的な姿も見られます。
このあたりもチグハグで極限状態に追い詰められた作者かレナが、合理性から
それた行動をとらせたのでしょう。
穿った見方をすれば、先の展開をサトラレたくないがために描写が歪み
整合を外れたように思えます。きっちり話をまとめるのは作家の器量です。
普通に閉じても面白い題材だったのに、残念でした。
それからレナが「これ以上、誰一人の犠牲も出さずにこのゲームを終えられる」
という可能性に気づいています。言ったそばから犠牲者がでてますし、ギャグ的な
なにかだったのでしょうか。なにかすごいどんでん返しを期待して損しました。
文句ばかりを書き連ねましが、自分はこの作品を楽しんでいたんだなと
思いました。次は、ゆるふわな嘘つきゲームでも読んでみたいですね。