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死の周辺



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【この小説が収録されている参考書籍】
死の周辺 (1966年) (世界ミステリシリーズ)

死の周辺の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

ノワールと思わせて見事に本格推理に回帰する傑作

これはフェローズ署長シリーズだが、
フェローズ署長は第三部にならないと登場しないという異色作。
第一部は犯人視点、第二部が被害者視点である。
今回は倒叙物 というか、ノワールでんな。
童貞の窃盗犯が悪い友人や女に影響されて、
殺人犯にまで転落していく軌跡を丹念に、
しかも無駄なく描いた。
悪女は当然色仕掛けするが、
挿入シーンは無い上品なヒラリー・ウォー 作品のパターンは踏襲してます。
第一部だけでもノワールとして傑作だが、
もちろん第三部にどんでん返しがあります。
トリックの無い単なるノワールなどミステリの名に値しない。
文学に擦り寄ったサービス精神を忘れたノワールではなくて、
ノワールと思わせて本格推理に回帰する
ヒラリー・ウォー は見事なプロのミステリ作家である。
死の周辺 (1966年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:死の周辺 (1966年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JA9RSW

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