サムライの心意気で新たな時代に漕ぎ出せ! 佐伯泰英の幕末冒険小説、第二十二巻。交易に一族の命運を託した座光寺藤之助。

初交易から帰還したレイナ一世号と藤之助・玲奈の披露宴に沸く長崎。

黒蛇頭(くろじゃとう)の内紛に巻き込まれ、名もなき邨(むら)で鉄格子の檻に囚われた藤之助(とうのすけ)。

新たなる戦いがはじまる。 長崎と上海が手を携えて設立された東方交易。

時の大老井伊直弼は四面楚歌の政局打開の鍵と考え、座光寺藤之助(ざこうじとうのすけ)を味方につけるべくひそかに上海に手下を送る。

ペナン島で改修を終えた東方交易第三の帆船ベンガル号が、その勇姿を上海に見せ、多国籍の仲間が揃った。

交易の願いを込めて就航した帆船レイナ一世号は南へ。

座光寺藤之助、道標なき時代を進む勇気を、我らに。 初めての京。

必ずやそなたのもとに藤之助、戻って参る。

われらが生き残る光明は、これだ! 藤之助率いる陸戦隊16名を大英帝国艦隊提督、閲兵す。

幕末の波高し!若き剣豪に新たな使命が 千葉周作なき玄武館を左片手突きの道場破りが襲う。

その疾さ、佐伯泰英! 長崎、江戸、伊那。めまぐるしく舞台は回る。

快進撃!シリーズ200万部突破! 激変する時代の不安を吹き飛ばせ、サムライ座光寺藤之助! 下田に駐留する亜米利加総領事ハリスは、列強に先駆け将軍謁見を望む。

危急の用あり。 藤之助どの、下田に参られたし。