【和田はつ子】
虹のかけ橋: ゆめ姫事件帖6
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ゆめ姫は将軍家の末娘ながら、市井の町家に住まって、“夢治療処”を開いている。
心おどる雛祭が近づいていたが、ゆめ姫はかどわかされた末、殺されてしまった両替屋の一人息子のことが忘れられず、落ち込んだ日々を過ごしていた。
将軍家の末娘“ゆめ姫”は、好奇心が強く、大奥を飛び出し、側用人池本方忠の屋敷で暮らしている。
「姫様のお命、お守りにまいりました」黒装束の男が美しい声で、ゆめ姫にささやいた。
現将軍の末娘“ゆめ姫”は、美しさに加え、聡明で好奇心旺盛であり、生母譲りの常人にはない力を持っていた。
師走の晦日になっても、池本家の次男・信二郎は眠り続けていた。どうやら信二郎は悪霊と闘っているらしい。
将軍家の末娘“ゆめ姫”は、このところ、一橋慶斉様への輿入れを周りから急かされていた。
江戸で相次ぐ無差別の人殺し。手口は様々で、骸の傍には必ず一輪の白椿が置かれていた。
次々と発見される女性と幼女の死体。その頭からは、脳がえぐり出され、手足からは、肉がそぎ取られていた。
第一の殺人現場には、血痕がついたブドウ畑の絵葉書が遺されていた。第二の殺人は、毒入りワインによるものだった。
心を、身体を弄ばれる女たち。その哀しみが狂気を生む!ホテルから投げ出された男。
美貌のナチュラル・ライフ・アーティスト、草間佳奈子が自殺した。
食い破られた喉、貪られた臓器、啜られた脳。女子高生の児島虹香はラブホテルで無残な死体となって発見された。
“日本人の薬膳”という本に関わる文化人類学者・日下部のまわりで起きる連続殺人事件。
文化人類学者の日下部遼は、勤務先の英陽女子大の卒業生、桜庭京子に会うために、田代ゆり子とともに福島に出向いた。
北海道、井戸無村。そこでは生物農薬として使っていたてんとう虫が異常繁殖を始め、川魚を集団で襲うという怪現象が起きていた。