発行日：1996年11月30日

出版社：扶桑社

ページ数：405P

【あらすじ】

白人会計士殺害をきっかけに、黒人弁護士リンチ殺人という凶行が引き起こされた。こうしてサンフランシスコは、人種対立と暴動の嵐に襲われた!リンチを止めようとして現場にいあわせた学生ケヴィンは、自分が差別主義者として賞金首にされているのを知った。市民の憎悪を一身に浴び、彼はむなしい逃走を開始した。だが、ここにひとり、彼の罪に疑いを抱く人物がいた―市警殺人課の刑事、グリツキー警部補である。ケヴィンをスケープ・ゴートにしようとする政治的画策の渦中で、正義を求める孤独な戦いがはじまった。

発行日：1996年11月30日

出版社：扶桑社

ページ数：417P

【あらすじ】

真実を求めるグリツキーの最大の敵は、かつての恋人でもある上院議員だった。彼女の政治力に、グリツキーは窮地に追いこまれていく。そんな中、暴動に巻きこまれた黒人地方検事が射殺された!人種対立が一触即発の危機をはらむサンフランシスコ。グリツキーがついにたどり着いた結論は、彼の人生を揺るがす予想外の終幕へとつながっていた…圧倒的なストーリーテリングと人物造型、巧緻な駆け引きと謎解き、強烈なスリルとサスペンス、そして感動的な幕切れ。