発行日：1997年02月28日

出版社：新潮社

ページ数：264P

【あらすじ】

柳原美知代と夫が自宅で殺されたのは一人娘の美沙が遠足に行っている間だった。帰宅後、両親の惨殺死体を見た美沙は、心に致命的ともいえる深い傷を負ってしまう。だが美知代は死んではいなかった。意外な形で蘇った美知代は六年後、成長した美沙と再会する。しかし美沙は深刻な人間不信に陥って、人を愛することも、愛されることもできなくなっていた…。文庫書き下ろし長編。

発行日：2023年03月23日

出版社：中央公論新社

ページ数：280P

【あらすじ】

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。命を落としたはずの母・美知代は病院で意識を取り戻すが、その体は14歳の中学生・修のものだった！ ６年後、修はようやく探しあてた美沙の様子に衝撃を受ける。固く閉ざした娘の心にぬくもりを取り戻すことはできるのか？ 親子の絆と再生を描く感動の長編小説。