(短編集)
たゆたいサニーデイズ
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面白くない、とは言わないけれど、もう少し深みがあれば良かったなぁ、というのが正直な感想。個人的に、個々の謎解きも中途半端な印象で、そのため最後の真相も大体予想がつき、やっぱり、と思っただけ。登場人物も、もっと掘り下げて描写すれば魅力的だと思うのに、表面的にしか描かれていないのが少し残念。それでも、高校時代の青春物語、としては好感が持てる。ミステリとしてではなく、青春ものとして、今後の合唱部がちょっと心配。 | ||||
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いわゆるアラサーとかアラフォーと呼ばれる世代の私にも 十代のころはあったわけで、そのころは、赤川次郎さんの描く 高校生が大活躍するミステリー小説が大好きでした。 そんなころを思い出す1冊は、いわゆるコバルトとかの少女小説風に あらすじを書くとこんな風になります。 私、葉音梢。高校2年生。 部活は、たよりにならない宮本先輩と私のふたりしかいない超弱小合唱部所属。 宿題も部活も、そして友達との寄り道パフェも…高校生ってこう見えても結構忙しい。 時々、小さな事件も起こるし、先輩とつい首突っ込んじゃうし。 季節がひとつ変わるたびに目の前には新たな事件が… 夏休みの課題図書と称して面白くない本を押しつけられ、感想文を 強いられているかわいそうな学生さんの息抜きにはこういうほっとする エンタテイメントがぴったりな気がします。 ついでに、ドラマにするならNHK、という感じの良い意味での健全な小説。 親子で読書、というと、親側が読んで欲しい本を押しつけて子供がうんざり、 というイヤな図式がイメージ的に浮かびがちですが(私だけ??) こういう本ならありかもね、と思いました。 | ||||
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日常の謎、学園もの、となんだか全てどこかで見たことがあるような作品。 ミステリとしては謎もたいしたことがないし、青春小説としては登場人物がとてもうすっぺらい。 詠む人の気分に『甘酸っぱさ』を蘇らせる部分は確かにあるかもしれないが、前作も読んだ上で作者の力量を判断する限り、実体験を美化したものをそのまま書きなぐった印象をぬぐえない。これが、実体験に基づいているにせよ、「創作」であるなら、前作や、本作の他の部分がもう少しましに書けるはずではないかと感じるからである。 樋口祐介や米澤穂信を読んだ時には決して感じない、作者の「後ろ向きさ」が強く感じられ、読んでいて以上にイライラした。 | ||||
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たくさん生徒がいる学校という場所だけでなく、人があまりいない時間帯の学校。。親として行った最近の学校じゃなく、あくまでも自分が10代のころの学校という時間をありありと思い出すことができました。 学園ミステリというジャンルなのでしょうが、ミステリの肝の「疑う」ということと、「疑いたくない」という女の子の思いのせめぎあいが季節をまたぐところ、素敵でした。 きになる人のことってミステリに見えるんですよね。宮本さんのとぼけ具合がいいです。クライマックスあたりは、あえて抑え目に書いている気がしますが、そのころの自分だったらかなりの苦味も感じたはず。タイムマシンのようでした。 | ||||
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