アヴリルの相続人 パリの少年探偵団2
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
アヴリルの相続人 パリの少年探偵団2の評価:
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アヴリルの相続人 パリの少年探偵団2の総合評価:
10.00/10点 レビュー 1件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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アヴリル以外にも第一次世界大戦の死者ジョヴァンニが亡霊のように登場し、物語全体が1914年-1918年の死者たちへの敬意に包まれているように思われる。ギヨーム・アヴリルの言葉を伝えるために、彼を看取った英軍の看護兵ウィルキンスが1914年にアヴリルの友人で公証人のフェスタランに宛てて送った手紙は、郵便事故のせいで46年後の1960年に届く。フェスタランはすでに亡く、受け取ったのはフェスタランの息子(現公証人)であったが、彼が相続人たちに語る次の言葉は、この謎解きを、時を超えた友情の物語へと昇華させている。「ひとつは、ギヨーム・アヴリルが戦場で負傷して、祖国のために名誉の戦死を遂げたこと。もうひとつは、彼が私の父の親友だったことです。四十六年前に、父がウィルキンスの悲愴な手紙を受け取っていたら、アヴリルの相続人をすぐに地の果てまで捜索して、親友の遺志を実現していたでしょう。仮に、あの手紙が失礼きわまりない、不吉な作り話である可能性が九九パーセントだったと仮定しても、父は一パーセントの真実に必ず賭けたはずです! おわかりかな。私も今、同じことをしているのです。戦死した英雄に、そして尊い友情をわかちあった今は亡き二人に、敬意を表するために(本書36、37頁より)」
レコードの破損によって切れ切れの暗号のようになったフランス語を日本語に訳すという困難な仕事を、本書の訳は見事にやり遂げている。訳者による「解説」は原著の挿絵も含み、内容が豊富である。