(短編集)
悪魔の設計図
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「悪魔の設計図」 三津木俊助が旅先で見た田舎芝居で起きた殺人事件が発端。作者らしい、奇妙な遺言状が原因で起こる連続殺人事件。場面が次々と切り替わり、展開が急だが、説明不足でご都合主義と感じられるところも。犯人の犯行動機が不自然で、理解しがたい。由利先生が犯人を推理した根拠も一つだけであり、本格的要素には乏しい。 「石膏美人」 せむし男の登場、三津木俊助の恋人である瞳に似た人形の出現、俊助の追跡と異様な目撃体験、送られてきた棺の中の死体、人形の中に入っていた活動写真のフィルム、唖の少年の読唇術による気づき、せむし男の侵入と時計塔の逃走劇、唖の少年殺しと瞳の失踪。この作品も展開が急で、次々と場面が切り替わっていく。事件の背景にあるのは、表には見えない人間関係のもつれ、血のつながりといった、作者らしいもの。 由利先生の推理も意外性があって、なおかつ成程と納得のいくもの。さらに、最後にある人物の告白があり、事件の様相が一転するサプライズもある。 もう少し内容を整理して、長編にしていたら、傑作に成りえたかも。 「獣人」 由利麟太郎が学校を卒業したばかりの若かりし頃に経験した事件。マッドサイエンティストが引き起こした異常な事件で、推理要素はない。 | ||||
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「悪魔の設計図」「石膏美人」「獣人」の3編が収められている。 いずれも由利・三津木コンビが登場する。昭和10-13年に書かれた作品で、話としては不自然さが目立ち、トリックやプロットもいまいち。あまり評価できる内容ではない。 「石膏美人」は由利先生の登場作であり、そうした意味では読んでおいて損はないかも知れない。 | ||||
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