(短編集)

源流へ

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短編集
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あらすじ

2000年07月10日 螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)

苛烈な戦場での日々に、死を凝視しつつ、なお友情、青春が息づく、その刻々を淡々と描いた、直木賞受賞作「蛍の河」。堪え難い神経痛と耳鳴りに悩む“ぼく”が山奥での岩魚釣り中、不意に“生きてゆくこと”を深く認知する名作「源流へ」。「帽子と菜の花」「帰郷」「溯り鮒」「名のない犬」等、詩人の眼が捉えた、戦場、身辺、釣り、動物達との交歓。伊藤桂一の小説世界を開示する珠玉の名篇全十篇。(「BOOK」データベースより)

評判

源流への評価:

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No.2
(5pt)

伊藤さん

現在は時代小説を主に書かれている
伊藤さんの、初期の代表作です。

いわゆる戦記ものですが、深刻な内容
ではなくユーモラスでさえあって、
戦争は悲惨で嫌だったけど、笑って
しまう出来事だってあった、という
感じなのです。

ですが戦争を肯定する意思はまるでなく、
伊藤さんからすれば、だからこそ嫌なんだ、
ではないでしょうか。

伊藤さんは「悲しき戦記」が岡本喜八監督の
独立愚連隊もの、「血と砂」の原作に使われたり
して、古山高麗雄さんと共に異色の戦記作家として
有名でした。

今では限られた読者しか読まない作品に
なりつつありますが、戦記ものなんかクラそうで
つまんなさそうだな、と思ってる若い人に、
最初の戦記ものチャレンジにうってつけだと
思いますよ!!
螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)より
B00JVLWMCS
No.1
(5pt)

静かなる穏やかさ。

時に、本を読むと自分の知らない作家がまだまだ
たくさんいることを思い知らされることがある。

本書は、まさにそんな感じを与えてくれる作品群だった。
表題二作をはじめ、どの作品にも貫かれているのが
静かであること、そして穏やかであること。

しっかりと抑制が効いた作品には、好き嫌いが分かれるかも
しれない。
でも、
この穏やかさは、彼にしか出せない味なのだ。
螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 螢の河 源流へ 伊藤桂一作品集 (講談社文芸文庫)より
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