暗い夜の記憶
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戦争中の学童疎開の中で、一人だけ素性不明の子が紛れ込み・・・というお話。 自分の真の家族を探る話は多いですし、本書もそういうタイプの類型的なお話でしたが、なかなかプロットが捻ってあり、こういうタイプの作品としては楽しめました。こういう筋の場合、ただ真の家族かどうかが判るかどうかだけでは芸がないと思われますが、本書の場合は主人公が真の家族を突き止めるだけの話に絞っていて、尚且つそれで充分面白い所に真価がある様に思えました。 この小説が翻訳された際に書評などで、結末がハッピーエンドと言う人とアンハッピーエンドと言う人に分かれましたが、確かに両方に受け取れる結末で、本書が短いながらも心に残る作品になっているのもこういう結末故ではないかと感じました。 その他にも、戦後のイギリスの諸相が庶民の視点で細かく描かれていて、興味深く読めました。あまり血腥い事件が起こらない所も高評価にしたくなる要因でした。 この著者は本職は教授でアガサ・クリスティの評論等も書いていて、昔読んで面白かったので復刊してほしいです。 地味ながらも読みごたえのある本格推理小説。機会があったらどうぞ。 | ||||
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