キノコの惑星スカー
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生まれ故郷〈地球〉を求めてさすらうアール・デュマレストの活躍を描いたスペースオペラ・シリーズ第5作目。今回の舞台は、自転はせず、90日で公転し、雨の30日、酷暑の30日に挟まれた30日のみ人間が活動出来る惑星スカー(瑕)。様々なキノコが異種交配し、得体の知れぬ胞子が空中を飛び回る行き詰まったこの星に流れ着いたデュマレストは、脱出する為に〈黄金の胞子〉で一獲千金を狙うべく、仲間一人と共に危険な登山に挑みます。その同じ星へ、惑星ジェスト(冗談)の領主と、彼と政略結婚したばかりの貴族出身のその妻が、彼のふとした気紛れによって新婚旅行の途中で立ち寄ったことから、運命が奇妙に絡まり始めます。何しろ妻の持参金の中には、人間コンピューターのサイバーが一人混じっていたのです………。 本書の見所のひとつは、この奇々怪々などん底の世界の通奏低音として流れる「運命」へのそれぞれの登場人物の反応です。例えばジェストの領主ジョスリンは、悲惨な境遇の中で正気を保つ為に人生を冗談と観じ、宇宙友愛教会のブラザーは「神の恩寵なかりせば、我もまたかくならん」を掲げて決然と人々の貧しさと向き合い、ジョスリンの妻エドリエンは最初下らない寄り道に怒ってばかりいますが、やがて少しずつ周りのものにも目を向けることを学んでゆきます。我等が主人公デュマレストは? 勿論自分の身ひとつを頼りに、冷静沈着に自分の道を切り開いてゆくのです。 それから、前回カリーンから貰った赤い指輪ですが、どうやらそれを狙う謎の連中が暗躍し始めた様です。誰が? またその目的は? 深まる謎は、次回以降のお楽しみに! | ||||
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