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No.8
首無の如き祟るもの
三津田信三
首無の如き祟るものの感想
No.7
霧越邸殺人事件
綾辻行人
霧越邸殺人事件の感想
No.6
大誘拐
天藤真
大誘拐の感想
No.5
13階段
高野和明
13階段の感想
No.4
カラスの親指 by rule of CROW's thumb
道尾秀介
カラスの親指―by rule of CROW's thumbの感想
No.3
占星術殺人事件
島田荘司
占星術殺人事件の感想
No.2
白夜行
東野圭吾
白夜行の感想
No.1
十角館の殺人
十角館の殺人の感想
まず「全ての謎が、実はたった一つのある事実に気付きさえすれば、綺麗に解けてしまう」という構成が秀逸です。
探偵役が、その「事実」を明かす前に、ご親切にも全ての謎が羅列されます。
その数なんと37個。
「見落とすなよ」と言わんばかりの作者の自信。
読者を挑発しているようにすら感じたのですが、兎に角、怒涛の勢いで解明されていく様子は爽快です。
その「事実」を隠蔽するため、冒頭からある人物のある性癖の記述で強烈にミスリードさせておいて、更に怪奇描写を絡めて読み手の視点を逸らせたりと、その技巧も素晴らしい。
また、全ての謎が解明されても、1つの結論に帰結する訳ではなく、犯人を特定するには至りません。
トリックが解明されたら必然的に犯人も明らかになるといった「並の」作品とは違うのです。
この作品は、ラストが物凄い事になっているのですが、これにより、読み手に熟考する暇も与えない、しかし納得のいく、どんでん返しの繰り返しを可能にしています。
▼以下、ネタバレ感想