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No.6
神狩り
山田正紀
神狩りの感想
No.5
あるキング
伊坂幸太郎
あるキングの感想
No.4
日本沈没 第二部
小松左京
日本沈没 第二部の感想
No.3
おやすみラフマニノフ
中山七里
おやすみラフマニノフの感想
No.2
クリムゾンの迷宮
貴志祐介
クリムゾンの迷宮の感想
No.1
忍法創世記
山田風太郎
忍法創世記の感想
別に過去になにかの宗教に偏ったこともないし、今後もおそらくないであろう。
とはいえ、なぜかしらに この語句があると手に取ってしまうのだ。
今回 当書は再読であったのだが、それは結局のところたまたま 題名に興味が惹かれて手にとってしまったとしか言いようがない。
要は、以前に読んだことすら忘れていて、読み始めても全く読んだことを思い出さず、半分位に差し掛かった時になって初めて、「あれっ!読んだかも?」ってことで、読書メモを引っ張り出して初めて確認が出来た、がもう半分位読んでしまったし 「最後まで読んでしまえ」ってことで、読んだに過ぎない。
それくらいに陰も薄く、というよりは数年前に読んだ当時のメモでは、相当の酷評だった。
では、今再読して何か変わったかといえば、同じく酷評になってしまうのだが、それでは面白くないので 良いところだけを拾い出してみようかと思う。
概要としては、ある言語学者が謎の言葉「古代文字」の書かれた石室に連れ出されることから始まる。
彼がこの言語を「神の文字」と認識する過程には論理学が用いられている。
わたしも一時、論理学をかじったことがあるのである程度は分かるが、作家の知識は相当に希薄で、(論理記号は最低5つなど)極論すれば間違っているのではあるが、それでもサイエンスの部分を化けや物理、数学にもってくるSFが多い中で論理学を用いたSFは数少ないであろう事から、それだけでも評価の対象かと。
そして、その論理が神の存在の根拠としまた、世界各国に散らばる奇跡と呼ばれるものと結びつける所などは、まぁこの時代 日本SFの創世記の作品としては、致し方ないというか、頑張った作品であろう。
そういった点を甘く見て、SFのフィクションではなくサイエンス部分を取り上げた点だけでも、評価しておこうかと思う。
最終結末が赦せない部分はあるにしても、全体を通して読み物として楽しめはするかと。
ということで、評価は前回に比べると少々アップすることになった。 了