祖先の物語 ドーキンスの生命史
評判
祖先の物語 ドーキンスの生命史の評価:
4.35/5点 レビュー 20件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21〜22 2/2ページ
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祖先の物語 ドーキンスの生命史の評価:
4.35/5点 レビュー 20件。 A ランク
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さすが「利己的な遺伝子」で名を上げた著者だけあって、それらの物語からは単に生物を紹介するというだけではなく、一貫して「遺伝子から見た進化」という観点が伺えます。例えば、冒頭でヒトの起源について触れられている部分。いまやミトコンドリア・イブ仮説などでアフリカ単一起源説が定説になった感がありますが、著者はミトコンドリアDNA以外の遺伝子の系統研究から、多地域起源も矛盾なく成立する可能性を示唆しています。
この他にも、ビーバーのダム湖が個体の身体や行動から「延長された表現型」である話、遺伝子の相同から種の遠近を知りより正確な系統樹を復元してゆく手法について書誌学者が古文書を復刻してゆく方法と共通している話などがあり、著者のかつての著作や他の進化生物学者の本に親しんだ方なら思い当たる節が多々あって、さながら現代進化生物学の最新知見を“巡礼”していっているような気分にになれるでしょう。とはいえ、この手の本が初めてという方々でも十分楽しめる内容になっており、敷居の低さは保障できます。
上巻ではホモ・サピエンスから始まり、両生類が合流してくる時代までを扱います。