祖先の物語 ドーキンスの生命史

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祖先の物語 ドーキンスの生命史の評価:

4.35/5点 レビュー 20件。 A ランク

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平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(3pt)

倒叙の歴史は書きにくい

倒叙推理小説は一時はやったが廃れた.歴史を倒叙法で書くのも,だんだん不明瞭になるしゴールがぼやけるので効果的でない.この本(上下2巻をまとめて扱う)もその点で不安だったが不安は的中した.それに,古生物学的に見ても,植物抜きでは自然界は存在できないはずで,なぜそこまで人間にこだわるのかよく判らない(人類の歴史は今でも急激に発達中で,本も出ている).Knollの名著 生命 最初の30億年 も,ゴールに Ediacara 動物群がいたから書けたのではないか.これに著者と同じく FRS (王立協会会員)の Fortey の 生命40億年全史 があればこの本は殆ど必要ない.しかも現生の種がないと何も言えない著者の方法は,必ずしも納得できるものではない.少なくとも,これは古生物学とは無縁の方法でしかない.なお,原本を買って見たらフルカラーの美しい本だった.折角カラー印刷用の厚手の紙に白黒印刷をやってのけた出版社の見識を疑う.
祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 上 Amazon書評・レビュー: 祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 上より
4093562113
No.1
(5pt)

生物進化の概説

ドーキンスはいうまでもなく、ヒトが単なる自然界の一構成員でしかないと言うことを前提にして、しかし、われわれにとって興味深い性質が、過去のどの点で分岐した生物群と関係が深いのかを語りながら、生命の起源への旅をする。

ちょっと恥ずかしい話ではあるが、私はこれまでの分子生物学的な知識から、漠然とカバとイルカはイヌ・ネコぐらいの大きさの共通祖先を持つのかと思っていたが、この本に明らかなようにおそらくそれは哺乳類の原型といっていいような形のトガリズミだったはずだ。

専門の生物学者でなければ、だれにでも分類学上の、あるいは日進月歩である分子生物学上の最新の知見を常にキャッチアップできるわけではない。この本はドーキンスの美しく理解しやすい文章で、生物学の中でも、われわれ一般人が興味を引くような進化の歴史を概説してくれる。ぜひとも科学の常識として読まれるべきである。
祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 下 Amazon書評・レビュー: 祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 下より
4093562121