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失踪者



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【この小説が収録されている参考書籍】
失踪者 (1965年) (世界ミステリシリーズ)

失踪者の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

キリスト教を超越し、仏教的因果応報を具現化した傑作

捜査官は鑑識官とは違う。
殺人事件の現場に第一に駆け付けても、
現場保存以外は何もせずに、
死体発見者に「何もしないの?」と糾弾されても、
平然と「鑑識がまだ来てない」と切り返す主人公が、
体裁を整える為に仕事してる振りではなくて、
本物のプロの矜持が感じられてデラかっちょええ!

例によって若い美人が被害者だが、
推理の過程で被害者が悪党だった可能性も語られるのが、
美女を無条件に良いものとしない
論理的な本格推理で素晴しい!
真犯人に至る重大な手掛かりと、
真犯人と特定出来る物的証拠が、
ともに、被害者と加害者が事件に関係ない
第三者への心を込めた贈り物だったというのが、
皮肉が効いていて面白い。
失踪者 (1965年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:失踪者 (1965年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JADB6Q

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